暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

22年目の記憶 나의 독재자

2024年06月01日 22時11分18秒 | 洋画>★★★

2014年/韓/イ・ヘジュン監督/ソル・ギョング パク・ヘイル リュ・へヨン イ・ビョンジュン ぺ・ソンウ

2024519日 BS松竹東急

 

【あらすじ】

1972年。南北共同声明が発表され、韓国の情報部は初の南北首脳会談に備えて金日成の代役を作り上げようとした。<冒頭字幕より引用>

キム・ソングン(ソル・ギョング)は、売れないどころか小劇団で役も貰えない役者である。妻とは死に別れ、老いた母、幼い息子テシクと共に貧乏暮らし。そんな彼が、将軍様代役を指名された!会談に向け、ソングンはなりきりの猛特訓を受けた。特別手当で、土地屋敷も手に入れた。しかしなりきり過ぎて、遂には息子のことを「ジョンイル」と呼ぶようになってしまう。ところが。

首脳会談は流れた。ソングンはその身に金日成を宿したまま、お役御免となってしまう。

時は流れて、1994年。ソングンは将軍様に成りきったまま、老人ホームに入居していた。テシク(パク・ヘイル)はマルチ商法に身を染めつつ、街金から借金をしていた。カネがいるなら、家を売りゃいい。だけど父が何処に実印をしまっているか分からない。テシクは父をホームから引き取って、実家で実印を探す日々。付きまといセフレ女子のヨジョン(リュ・へヨン)を家政婦に雇い、将軍様に成りきっている父との奇妙な生活が始まった。そこへ政府から、お迎えが来る。22年振りに、南北首脳会談の実施が持ち上がったのである。今こそ金日成を解放する時!テシクも立ち合い、そして!?

 

政治的で真面目なシナリオかと思っていたら、コミカル半分の父子和解感涙作でした。ちょうど今日、ぱちんこ屋さんで「ガラスの仮面(ニューギン)」を打ってきたところ。役者ってやつは、「おそろしい子!」なのであった。ソル・ギョングが平田満顔なのも、蒲田行進曲。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岸辺露伴ルーヴルへ行く | トップ | フロム・ダスク・ティル・ド... »

コメントを投稿

洋画>★★★」カテゴリの最新記事