1979年/邦/大林宣彦監督/古谷一行 田中邦衛 吉田日出子 熊谷美由紀 中谷昇 山本麟一 東千代之介 坂上二郎 樹木希林 佐藤蛾次郎 小野ヤスシ 南州太郎 & 横溝正史
2024年7月21日 TOKYO MX
【あらすじ】
芸術的価値の高い石膏像<不二子像>を巡る殺人を追って、金田一耕助(古谷)と等々力警部(田中)がイチャイチャしながら走り回る。
もともと金田一シリーズは人物相関が複雑で苦手な上に、大林流おフザケが過ぎてまったくついていけず。最後に金田一がコトの謎解きをペラペラと披露してくれるのだが、その頃にはいったい誰が何者でどういう殺人が起こっていたかなんて忘れているわけです。そもそも金田一シリーズを熱心に観てないと意味不明な引用が満載、公開当時でしか通用しないテレビCM等のパロディがてんこ盛り、角川グループと大林宣彦と横溝正史の楽屋ネタみたいなのも盛り込まれて、映画というよりはテレビの2時間ドラマといった風情なのであった。
それでも、成田凌の10年後みたいな顔した古谷一行と、青大将田中邦衛がイチャイチャしてる様子はとても良い。そしてムチプリ吉田日出子が潔い美乳放出のサービスをしてくれたり、坂上二郎だの小野ヤスシだの樹木希林だのといった嬉しい出演陣の価値は高い。横溝正史先生も、「出たくなかった」と言わせて出してるしな。ローラースケート強盗団の中に、<実は、後に大化けしたあの俳優>がいたらよかったんだが、そうもいかなかった。
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