暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

きみがくれた未来 Charlie St. Cloud

2018年06月11日 21時30分52秒 | 洋画>★★
2010年/米/バー・スティアーズ監督/ザック・エフロン チャーリー・ターハン アマンダ・クルー レイ・リオッタ
2018年4月23日 日テレ映画天国

【あらすじ】
チャーリー・セント・クラウド(エフロン)は、ヨットで奨学生としてイェール大学へ進学できる予定だった。が、11歳の弟サム(ターハン)を同乗させたクルマで事故。自身は臨死体験のすえ蘇生措置で一命を取りとめるが、サムを亡くしてしまう。
5年経過。サムとの約束を守るため、チャーリーは大学へ行かず地元で墓地管理人になっていました。臨死体験の後遺症で幽霊と会話しちゃう彼は、ハンサムなのにイタい奴と巷ではもっぱらの噂。恋人も作らず、夕方ともなれば幽霊のサムとキャッチボールをしたりして遊ぶのだった。
さて街には、テス・キャロル(クルー)という女性ヨット乗りがおりました。5年前から心中密かにチャーリーに憧れていた彼女が、単独世界一周に挑むことに。テスト航行に励みつつ遂にチャーリーとただならぬ仲へと発展したのだが、実はその彼女は<そこに居る人>ではなかった!?あの時チャーリーを蘇生させた救命士フロリオ(リオッタ)の言葉「死ななかった意味」を思い出し、チャーリーはテスを探しに出る…。


<幽霊が視える>となればオカルトホラーの分野だろうが、今作の主人公はおどろおどろしいモノなど一切視ない。生きている人と変わりなく接触している(キャッチボールとか、物理的にどうなってんだ?)という前フリがあるため、テスが幽霊なんじゃないかという可能性はすぐ見破れてしまう。むしろ死んでなかったことのほうが意外だった。
爽やか幽霊モノ、という新ジャンルを拓いた感もあるが、女のために約束を守れなかった兄に「キシャー!」と襲い掛かる一コマくらいあっても良かったんじゃないか。そういうアレじゃないか。レイ・リオッタも実は幽霊だった、とか、実は登場人物のほとんどが幽霊だった、とかいうオチがあっても面白かったのだが。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 欲望のバージニア Lawless | トップ | ラーメンガール The Ramen Girl »

コメントを投稿

洋画>★★」カテゴリの最新記事