
▲先週見つけた抱卵中のガチョウ

▲雄ガチョウは鳩の追い払い役
名古屋城のお堀には
数々の生き物が棲んでいますが、
その中でも特に近所の人々に愛されているのが、
ガチョウの夫婦でしょう。
そのガチョウ夫婦が抱卵している姿を、
先週の名城散歩で発見しました。
昨日、卵はどうなっているのか気になって
見に行ったんですが、
いきなり水辺に二羽揃って佇んでいるじゃないですか…
えっ卵は?ヒナは??
それで、先週卵を抱いていた場所をのぞいてみると、
数個あった卵は、跡形もなく無くなっていました。
卵は4〜5個あったと思いますが、
他の動物とかに襲われたにしては
その欠片もなく姿を消していました…
ひょっとして誰か人間が持ち去ったのでしょうか?
いや…ガチョウの一羽を見ると
羽周りに血が付いています。
何ものかと格闘でもしたのでしょうか?

▲巣のあった場所で卵を探しまわる

確かにガチョウ夫婦の棲んでいる場所は
あまりにも無防備すぎる場所で、
抱卵しているときも二羽の鳩が
ガチョウの周りをウロウロと歩きまわり、
何だか卵を狙っている雰囲気がありました。
他にも蛇もいるだろうし、
カラスは我が物顔で飛び回っています。
そして意外にも先週見て驚いたのは、
かっては十羽近くいたと云われ、
今は一羽だけになってしまった雄のコブハクチョウが、
ガチョウにちょっかい(威嚇)をしに来ることでした。
普段は何の関わりもないのに
この時だけ威嚇をしに来るって何なんでしょう??
ジェラシー?(笑)
何だかこんな動物達だけど、そんな感情があるとしたら
ちょっと可笑しいですね。

▲何も知らなければいつもの風景ですが…

▲頬・羽に返り血?が…ガチョウに外傷は無いようだけど…
それで、このガチョウに関して色々と知りたくて、
ネットを調べてみましたが、
あまり情報は拾えませんでした。
ただ一つ確実に分かったことは、
このつがいは、毎年(多分)卵は産むが、
無事にヒナになった例が無いようです。
あとコブハクチョウの威嚇は
日課のようにされていたようです。(苦笑)
それにしても写真を撮っている間にも、
思い出したように巣のあった場所に戻り、
卵を探すガチョウを見たら
ちょっと悲しくなってしまいました…

▲ちょっかい出しに来るチョンガー白鳥
数年前近所の用水路でバンが3~4羽孵化しました。
真上の農道にカラスの親子が4羽。
3日後、雛は跡形もなく。。。
その後同じ場所でバンを見ることはありません。
自然の掟とはいえ厳しく悲しいですね。
写真を撮っている時に居合わせた近所の親子が、
カラスとかにやられたならしょうがないけど、
人が持って行った(あまりに綺麗に卵がなくなっているので)
なら最低だねと憤慨していました。
僕も楽しみにはしていましたが、
ヒナになっても、こんな無防備な場所では
果たして無事に育つのかと、
正直不安でした。
街の中の自然では、
餌に困ることはないかもしれないけど、
子育ては無理かもしれませんね…