
▲街並は茅野市から上諏訪の街へ、左奥(木立の向こう)には諏訪湖があります。
GWの渋滞を避け、人出の落ち着くのを見計らい、
5/6日に信州ドライブを兼ねて茅野市へ藤森照信さんの
作品2点(数十mの距離内に並んでいます)を見に出かけてきました。
藤森さんの作品は〈秋野不矩 美術館〉に次いで二度目の紹介になります。

▲屋根は銅板、壁は土壁風モルタルづくり。
これは大人の遊び心を満たすツリーハウススタイルの茶室です。
最初雑誌で見た時はちょっとぶっ飛びました。
それ以前の作品もそれぞれに驚きのアイデアが満載でしたが、
この作品に関しては周りのロケーションに凄くマッチした作品でしたし、
逆に中からの風景もが作品の一部になるのではと感じられました。
実際に行ってみると、茅野市の街が見おろせる、山の麓の、
畑に囲まれたホントに素敵な場所です。

▲大きな窓は八ヶ岳の方を向いています。
茶室は切り出した栗の木の6m程上に建てられた、
不思議な造型の空間です。
造られた位置から高過庵(たかすぎあん)と命名されました。
茶室の中ではなんと、たいした風がなくてもグラグラ揺れるそうです(笑)。
窓からは八ヶ岳や霧ヶ峰の高原が見渡せそうです。
こんな風景と自然に囲まれた中で、お茶を飲めたら最高ーですね~!!
本当にうらやましかったです…

▲畑のあちこちに色んな花が咲き始めました。
こちらの小さな窓からは北アルプスの山並みが見えるのでしょうか。
そして確かに高すぎます。
まして揺れるんじゃ絶対に中に入りたくない!!
なかでお茶を点ててる様子を想像しながら野点にしておきます。
僕も怖いですけど、ぜひ中に入ってみたいと思いましたし、
買えるものなら、欲しいとさえ思いました。
きっと中に入ってしまえば、足下は見えないから、
揺りかごのように気持ち良い居心地かも(かなり無理がある…?)。
ムーミンが住んでそう♪
何となく屋根の形が帽子に似ていて…
それとか、たまにこの木の足で散歩に出かけそうな、
生き物にも見えます。
いずれにしてもスケッチブックのアイデアを
そのまま造ってしまったような形が大好きです!