▲和洋折衷と言っても、蔵以外の外観はほとんど洋館ですね
橦木館で水彩画展と建物を見終わると、
次は約400m程東側にある双葉館へ移動。
〈双葉館〉は日本初の女優〈川上貞奴〉と、
日本の電力王と呼ばれた〈福澤桃介〉が大正時代に暮らした、
やはり和洋折衷の大邸宅です。
※このお二人に関しては詳細を書き出すと取留めが無くなりそうですので、
興味のある方は、リンクの方でお読みください。
▲▼玄関入って左のサロン室、豪華!!
▲サロン室の隣の部屋は現在資料部屋
貞奴さんのパリ万博講公演の資料等 右下写真の左の絵はピカソが描いた貞奴
双葉館と橦木館は、同じ時代の財界人のお屋敷といっても、
明らかに使用目的や規模が違っていて、
双葉館の方が遥かに先進的で大御殿でした。
というのは、桃介の木曽川ダム開発と、関西・中部の電力会社を
発展させるために、今でいうショールームを兼ねた、
財界・文化人を接待するサロンがメインの造りの建物になっていました。
ですから当時は建物の至る所に電気が使われ、
暖炉まで電気式で、現在もそのままの暖炉が残されていました。
時代を先取りした〈オール電化〉っていうヤツですね。
そこで桃介を助け、財界・文化人のおもてなしをしていたのが、
女優の川上貞奴さんだったというわけです。
住み込みのお手伝いさん達も何人か居たようで、
部屋数もかなりありました。
▲2階の階段上がり口と廊下
僕ら何気なく生活している現在でも、桃介の残してくれた
多くのダムや橋や住居が結構多く残っていて(特に木曽川流域は)、
この歳になって改めて「あっ!あそこもそうだ」と
気づき始めたndoでした。
▲2階は和室が多い
▲2階からの風景 隣に大きな蔵も
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