夕空百景/三丁目の夕日

2005-11-15 | ◆空と映画とスタジアムと…

“ALWAYS 三丁目の夕日”を観てきました。
絵でもオブジェでも工芸品でも、本当にきっちり作ってあるものは、
見ていてとても気持ちの良いものです。
そんな作り手の情熱が感じられる映画でした…

町内のセットは見えないところまで見事に作られていました。
CGの合成もほとんど違和感なく見られました。
(SFのCGと違い凄く親しみが感じられて良いですね!こういう使い方)
演技はちょっと過剰気味ですが、
元はマンガですからこのくらいの方が良いでしょうね。

笑いと人情話しが適度に混じったストーリーですが、
これも気持ち良く笑って、ほろっとさせてくれます。
世代的には団塊の世代ターゲットですが、
いろんな世代の人が、いろんな見方、感じ方で観られると思います。

こんな今の世の中(毎日信じられないニュ-スが聞こえてくる)だから、
作品も懐古趣味や郷愁のみに片寄リがちになりそうですが、
当時でもやっぱり辛いことや理不尽なことはあって、
そんな事もちゃんと描いています。

単純にどちらの時代が良いかなど、比べることはできませんが、
大切なものは何か改めて考えさせてくれます。
だけど、こんな物欲生活やスピード情報化時代にどっぷりとつかっていると、
もう戻るのは無理かと思ったり、取り戻せないかなと思ったりしますね?!。
ある意味、うっとーしいと思って捨ててきた部分もありますし…

あと時間経過が季節の移り変わりと、東京タワーが完成していく様とを
リンクさせてあって、最後のシーン・台詞はジーンときます!


“ALWAYS 三丁目の夕日”HPへ…

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