雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050609 題詠マラソンから

2005-06-09 14:40:37 | 題詠マラソン2005から
【16580】043:馬 変はらざる高田馬場の駅降りて半日の間を十代となる(大隈信勝)

 大隈重信のご子孫のような名前(ペンネーム)からして、きっと早稲田大学を出られたのでしょう。
 高田馬場の駅は未だにエスカレーターもエレベーターもなく、基本的には昔のままかもしれません。
 高田馬場の駅からキャンパスまで歩く早稲田の学生たちの姿は、今も見られます。
 街の建物などはもちろんすっかり変わっているのですが、若い学生たちの街という「馬場」の独特の雰囲気はおそらく変わっていません。
 その懐かしい街に久しぶりに降り立って、半日を過ごしたのです。何をされたのでしょうか。
 昔の学生なら軟派はマージャン、硬派は古本屋めぐり。これなら半日はすぐ経ちます。
 きっと十代の昔に戻って早稲田の古本屋めぐりでもされたのでしょう。
 収穫はあったでしょうか。 

【16576】039:紫 葛藤の末に到れる孤高とも思ひて今朝の紫木蓮仰ぐ(大隈信勝)

 白木蓮も辛夷も終わったころに紫木蓮は咲きます。
 そういえば白木蓮も辛夷も紫木蓮も、並木になったり、林になったりはしませんね。
 1本だけで高く立つ姿は、たしかに「葛藤の末に到れる孤高」の姿と言うにふさわしいものがあります。
 おそらくそこに作者は自分の心境・姿をも投影しているのでしょう。
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