出でよまたローザ・パークス、キング師の民起ち上がるアメリカの地に
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今年のノーベル平和賞は、非暴力で独裁と内乱に立ち向かったイエメンとシリアの女性たちに贈られましたが、アメリカで澎湃として湧き上がりつつあるOccupy Wall Street movementも、一握りの強欲なマネー資本主義者の支配を圧倒的多数の民衆が非暴力で打ち倒そうとする、無名の若者たちが中心となってFacebookとTwitterを駆使しながら起こした画期的な運動です。
かつての公民権運動がそうだったように、今回もその画期的な運動にふさわしいシンボル的な人物と新たなリーダーの登場が望まれますし、恐らく登場してくることでしょう。
口先だけのオバマなどの既製の政治家や、同調的ではあってもマイケル・ムーアなどの派手な有名人ではない、今回の運動自体の中から生まれてくる若くて新鮮で有能なシンボルとリーダーの登場を期待したいと思います。
そして、わが日本にも。
娘がまだ数年はアメリカ在住なので、ちょっと心配でもあります。
もちろん、かつての公民権運動の初期に見られた反公民権派による暴力がふるわれるようなことが、今回起きない保障はありませんが。
いずれにしても、今回の運動が非暴力に徹し、アメリカ内外の多くの民衆の心をとらえて、大きな成果を挙げることを期待したいと思います。