雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

余裕の10キロ(日々走る)

2009-04-18 00:26:19 | 日々走る

霧雨の冷たくあれど十キロの六十路走ればたぎるものある

                *

退職後、連日のように野を歩き、街を走りしてきた疲れがどうやら出てきたようだ。

昨日は、見沼の野の花個人授業の2回目だった。
Y先生とHさんに連れられて、御蔵の尾島家を再訪し、満開になったクマガイソウなどを至近距離で観察、撮影することができた。
その後、見沼自然公園で沼周辺の野に咲く花々を、じっくり観察しながら手取り足取りしての教えを受けた。
とりわけてムラサキサギゴケの群落が美しかったが、知らなければただのスミレとしか思わなかっただろう。
キュウリグサが未だに識別できなかった。
ヘビイチゴとミツバツチグリの区別も、当たり前だのクラッカーだが、とてもまだできない。
この道幾十年のY先生と4年越しの高妹Hさんから、毎週個人授業をしていただける幸運を改めて思った。
この幸運を大事にしたい。

とは思うものの、やっぱり連日の疲れが出てきたらしい。
昨日は、とても走る元気はなかった。
そこで今日は、天気もよくないこともあり、友人Nさんの誘いも断って一日のんびりと過ごした。

夕方、霧雨の中を走った。
寒い。
しかし、一日休んで体力が回復し、10キロを楽しく走れる予感があった。
その通りだった。
余裕の10キロ。
人間の可能性というか、可塑性というか。
60半ばを超えてなお、鍛えれば鍛えるだけの結果がはっきりと出てくる。
そしてそれは、何も肉体的なことだけに限られたことではないだろう。
そう思って、少し感動した。
いつか終わりが来るにしても、やるだけのことはやってみる価値が大いにありそうだ。

悠々と急ごう。




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4 コメント

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Unknown (佐平次)
2009-04-18 10:08:09
当り前だのクラッカーとはさすが我ら中年の星!
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ヘビイチゴとミツバなんとか (Fou)
2009-04-18 16:14:30
そんなに似ている草があるのですか。
3年ほど前から庭に出てきた「ヘビイチゴ」(と疑う余地もなく)を増やして今年も数日前から黄色い花が咲き出しています。2箇所に群生ができたので、もう少しすると毎日手のひら一杯の赤いイチゴを摘んでは焼酎に漬けて暗赤色のリキュールを楽しみに...という季節になりました。今はは緑の葉が活き活きで美しい。トシが時々気持よさそうに寝転ぶのですが。
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恐れ入谷の鬼子母神ほどの… (髭彦)
2009-04-18 23:16:14
佐平次さん、こんばんは。
<当り前だのクラッカー>は残念ながら<恐れ入谷の鬼子母神>ほどの命はないようですね。
たしかに、それこそ<当り前だのクラッカー>、でしょう。
でも、共有できる世代はまだ健在です!
がんばりましょう。
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イチゴが生るのなら (髭彦)
2009-04-18 23:18:54
もちろん、それは<ヘビイチゴ>でしょう。
でも、実をつけるまではそっくりな花を咲かせる野の花が色々あるんですねえ。
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