6日(土)から8日(月)まで、越後湯沢の舞子高原(かつての石打)にスキーに出かけた。
6日は、午後に着いたが生憎の吹雪でスキーはできなかった。
7日は、雪は降り続いていたものの風はなく、滑った。
とはいえ、ほぼ10年ぶり2回目のスキーだ。
最初は初心者コースでおっかなびっくり。
何度か転びながら、10年前の記憶がだんだん身体に戻ってくるのを待った。
ベタ雪で、幸か不幸かスピードは出ない。
お蔭で、初心者コースは転ばずに滑れるようになり、ベテランぞろいの同行者たちに連れられて中級者コースも何本か滑った。
午後からは、前日からの勤労者競技会で見事総合優勝を果たした義弟のツンちゃんが、懇切丁寧に初心者コースでコーチをしてくれた。
最後に、リフトとゴンドラを乗り継ぎ、霧氷の見える山の頂上まで行って、うねうねと回り込むコースを景色を楽しみつつ下まで滑り降りた。
8日は、朝から快晴のスキー日和。
しかし、前日と打って変わって雪がよく滑る。
少々コワイ。
何本か初心者コースを滑った後、ツンちゃんとリフトでさらに上に向ったが、そこからのコースはまずは右側が崖になった狭い急斜面。
前日の雪質なら、ボーゲンでなくてもプルークで腰を深く落とせば止められたはずだが、いざ滑り始めると止まらない。
コースは狭く、僕の技術ではボーゲンもできそうにない。
思わず尻から転んで止まった。
このまま滑ったら崖から落ちてしまうのではないかという、強烈な恐怖感が襲ってきたのだ。
よっぽどスキー靴を脱いで、歩こうかと思ったが、ツンちゃんがスキーを横にして滑る方法を教えてくれた。
冷や汗をかきながら、緩斜面までの100メートルほどをその方法でなんとか降りた。
その頃には、前日と午前中に回復していた自信はガラガラと崩壊し、恐怖感だけが残っていた。
もはや緩斜面でも滑れないのではないかとさえ思ったが、ツンちゃんが改めてターンのしかたなどを丁寧にコーチし直してくれた。
気を取り直して滑り始めてみると、次第に恐怖感はなくなり、教えられたとおりに身体の緊張を解いて滑ることもできるようになった。
午後は、初心者コースを何度も滑り、ようやく気持ちのいいシュプールをゲレンデに描くことができるようになった。
よかった、よかった!
誘ってくれたツンちゃん・ヒロちゃん夫婦、手取り足とりでコーチをしてくれたツンちゃん、親切に励ましてくれた同行のヒロちゃんの友人女性陣には、大感謝だ。
そのうちのひとりで山形、しかも僕の大好きな藤沢周平の故郷・鶴岡から参加したAさんの一粒種、5歳の利発で可愛い少年Jくんと出会えて仲良くなれたのもうれしかった。
ともあれ、日ごろのジョギングで鍛えていなければ60半ばでの2度目のスキーはやはりムリだったろう。
転んでも怪我はしなかったし、転んだ後ストックを使って立ち上がるのもかなりの筋力を必要としたが、それもクリアできた。
めでたし、めでたし!
9日、10日は、下半身はともかく、上半身の筋肉痛がひどくて、走る元気は出なかった。
11日は、夕方から先日我が家に遊びに来たKさん・Mさんカップルの氷川台の家に招かれた。
ということで、やっと昨日、8日ぶりに走った。
ともかく、このところ東京は寒い。
それを押して、不忍池コースを10キロ走った。
スキーで筋肉を使ったせいか、8日ぶりにしては快調である。
心地よい汗をかいて戻ってくることができた。
これも、めでたい。