雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

WHEN I WAS MOST BEAUTIFUL 060225

2006-02-25 19:18:06 | Weblog
060220 日々歌う ―敬愛する詩人の突然の孤独死を悼みて、旧詠を寄す
に、「茨木さんのこと」としてmizumakura=yamatoさんから次のようなコメントをいただきました。

<友人の吉岡しげ美さんの、代表曲が「わたしがいちばんきれいだったとき」でした。この歌を、アメリカで老いたピート・シーガーが歌っていると聞いて、いつか、吉岡さん茨木さんといっしょに行って聞きたいねと話したことがあります。大切な詩人を現代は失いました。>

インターネットで探して見たところ、片桐ユズルさんによるという茨木のり子さんの「私がいちばんきれいだったとき」の英訳が見つかりました。
mizumakura=yamatoさん、ありがとうございます。


WHEN I WAS MOST BEAUTIFUL

When I was most beautiful,
Cities were falling
And from unexpected places
Blue sky was seen.
When I was most beautiful,
People around me were killed.
And for paint and powder
I lost the chance.

When I was most beautiful,
Nobody gave me kind gifts,
Men knew only how to salute
And went away.
When I was most beautiful,
My country lost the war.
I paraded the main street
With my blouse sleeves rolled high!

When I was most beautiful,
Jazz overflowed the radio,
I broke the prohibition against smoking
Sweet music of another land!
When I was most beautiful,
I was most unhappy,
I was quite absurd,
I was quite lonely.

Words by Noriko Ibaragi (1957); Music by Pete Seeger (1967)
TRO - © 1968 & 1970 Melody Trails, inc., New York, NY.

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060225 日々歌う

2006-02-25 14:58:08 | 日々歌ふ
新宿のわづかな野辺に可憐なる十輪ばかりイヌフグリ咲く

連翹も雪柳追ひあをみゆく春の息吹きに如月の去る

                 *

曲がりてはいけぬ角をば曲がりせば人みな堕ちむ畜生道に

生き死にに関わる深き淵なれど気づかぬままにひと渡り行く

畜生と獣嘲る吾らほどかたみに憎み殺し合ひをり

                 *

<照柿>と<マークスの山>読みつぎて自ずと浮かぶ露の文豪の

コメント (2)
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