夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

不正者の名前を覚えよう

2009年06月27日 | 社会問題
 族議員の顔と名前を覚えておこう、と提案した。不正を行った議員の顔と名前も覚えておこう。不正を働いた企業の名前もしっかりと覚えておこう。
 先日、日本水産がズワイガニ表示で格安の紅ズワイガニを使っていた事が判明したばかりなのに、今度は同じズワイガニの不当表示で日本製粉が843万個、日本ハムが13万個の不正を働いていた事が判明した。
 両社共に日本水産の事件で社内調査を実施して判明したと言っているが、そうしたきっかけが無かったら、ずっとそのまま不正が続いていたと言う訳だ。食品製造業者として絶対に許せない事である。ズワイガニと紅ズワイガニが値段が格段に違う事は食品製造に関わる人間にとっては常識中の常識である。基本的な知識を持たない職員が製造責任者になっている事自体が許される事ではない。
 こうしたインチキ不正利得業者の名前は絶対に忘れてはならない。

 是非、不正者のリストを作る事をお勧めする。多分、またたく間に一杯になってしまうだろう。中には別件で同じ企業や個人の名前が挙がる事もあるはずだ。不正には「仏の顔も三度」は通用しない。過去にも廃業せざるを得なかった企業がある。だが、一流大企業は絶対にそうはならないだろう。だからこそ、余計に用心が必要になる。
 単なる出来心などではない。きちんと計画性がある。「二度ある事は三度ある」と言うが、いえいえ、「一度ある事は二度ある」なのである。

 リストを作って排除していたら、買える物がなくなってしまうかも知れない。それほどに現在の業界は魔窟になっている。しかし良心的な業者は絶対に存在するはずだ。そしてそうした業者は大規模な宣伝などしていない。高価なテレビCMが打てるのはそれだけ利益が大きいからであり、それだけ売れていないからでもある。私の周辺では、頻繁なCMを見ると、ああ、売れてないんだなと思う、と言っている。
 いい俳優だなあ、と思っていたら、うさん臭い事で評判の生命保険のCMに登場した。嫌だなあ、これからあんたの出るドラマ、見たく無くなってしまうじゃないか。こうして色々と制限がかかって来るとそれだけ選択肢も減って来る。だが、日本には掃いて捨てるだけの企業も人も居る。目を肥やして、本当に良心的な「一流企業」や「一流の人」を見付けましょう。
 どんどん振るい落として行く訳だから、何か、試験官になった気分でもある。さあてと、これからが楽しみだ。いえいえ、不正を奨励している訳ではありません。不正が判明するのが楽しみだと言っているつもりです。多分「ブルータス、お前もか」と何度も思う事でしょう。