夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

族議員を退治する方法

2009年06月25日 | 政治問題
 我々の暮らしを邪魔している最悪の存在が族議員。何らかの利権があるから企業に群がる。与謝野や渡辺が迂回献金と知らずに受け取ったと言っている献金の出所は先物取り引きの企業だった。先物取り引きがどんなにうさん臭い物か、知らないとでも言うつもりなのだろうか。どこの世界に一銭の得にもならない事に大金をはたく人間が居るか。しかも企業である。企業は世のため人のため、を口にはしているが、一番大事なのは「利益のため」である。これは資本主義の大前提のはずだ。
 ただ一口に「族議員」と言ってもその正体は様々だ。例えば郵政民営化についても、賛成する族議員も居れば、反対する族議員も居る。反対する族議員は特定郵便局の集票システムを利用していたり、あるいは郵貯・簡保の資金で既得権益を持っていたりするからだ。だが、賛成する族議員はと言うと、やはり民営化した後の資金で権益を受けられる立場にあったりする。
 いずれにしても、族議員に大きな顔をされていては迷惑至極。
 誰がどのような事の族議員になっているかはなかなか難しい問題だが、新聞やテレビの報道で明らかにされる度に、その名前と顔をしっかりと覚えておく事から一歩が始まる。

 その議員はどこかの選挙区で選ばれて国会に出て来た訳だから、そうした議員を選んだ選挙民にその責任がある。その選挙民がその議員のやっている事に反対なら、次からは当選しないはずだ。だから次も当選するなら、族議員と選んだ選挙民は一体だ、と言う事になる。
 それで、その選挙民に対しては、心の底でしっかりと敵意を燃やすのである。
 へっへっへ。何と陰険な事よ。
 次にその敵意を機会があるごとに実際に発揮する。例えば、その選挙区の製品は絶対に買わないとか。その選挙区が観光地であっても、絶対に行かないとか。それは、選挙区のその議員を選ばなかった人にも及んでしまうが、仕方が無い。そうでもしなければ、族議員を退治する事は出来ないだろう。
 でも、特に産物も無ければ、名所も無い、と言う選挙区もある。その場合にどうするか。その選挙区の人とは付き合わないとか? もしかしたら、そうした選挙区が多いから、議員もどうしても選挙区には関係の無い利権に頼ってしまうのかも知れない。そしてどこからも怒りの鉄拳が飛んで来ないからいい気になっているのかも。となると、私の陰険なたくらみも水の泡と消えるか。

 でもね、陰険と言われようが、きちんと痛い目に遭わさないと、人は目が覚めない。自分達は都合が良いから、で日本中が馬鹿な目に遭わされるのは公平ではない。利権の多寡ではない。利権の汚さを考えるべきである。小沢の献金疑惑でも、自民党の二階堂らは金額が少ないから目こぼしを受けたのだろうが、金額の大小に目がくらむと、こうなってしまう。金持は巨額は見慣れているから、金額はどんどんエスカレートするだろう。鉄は熱い内に打て、と言うが、悪は小さい内に潰せ、である。