神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

七賢酒蔵開放2017 その4

2017-03-19 18:23:39 | 山梨へGO!
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますがすっかり春の暖かさ。いかがお過ごしですか?
そんな春めく三連休ですが、まだ3月5日の様子をお送りしています

七賢さんの酒蔵開放のレポート、醸造場見学の続きです。
ちなみにこの日の北杜市はとても暖かく、寒かったら嫌だなぁと防寒バッチリしてましたがあまり必要なかったです。


醸造場見学は無料コースと有料コース(醸造責任者の北原さんが案内してくれます)があり、ワタシはどちらも参加しました。
コースの大きな違いは「温度体感」です。


暖簾の向こうは製菌室。




大きな冷蔵庫の様な扉が付いてて、室内の温度は30度ですと説明を受けました。

有料コースではこの中に入って、麹菌を間近に見せてもらいました。




この中はホント暖かく、常に一定の温度を保ちます。台の中にある麹の重さも表示されていました。


細かくデータを取ることで、昔は「職人の感」に頼っていた技術を「目に見えるデータ」にしていくそうです。




出来上がった麹は隣の部屋に移動して保管。こちらは一気に涼しいお部屋でした。乾燥させる為に扇風機がブンブン回ってましたね。


各作業にはホワイトボードに進行状況がメモってあって、状況が分かりやすい。
あんなに機械化してるのに、所々アナログなメモがあるのがいいなぁ〜 メモって見やすいよね。

気温を一定にするのは、突発的な温度変化(冬なのに異常に暖かい日とか、温暖化の影響?)に惑わされない様にする為と、醸造期間を長く設定して無理のない仕事内容にする為。

昔の酒造りは杜氏さんが出稼ぎで作業してたんですよ。11月から2月の約4ヶ月単身赴任で、休み無く働くのが普通だった訳です。吟醸の仕込み最中は親が死んでも帰らない、なんて事もある世界。。。ブラック
機械化や温度管理に電気の力を使う事で、作業の効率化や職人の健康を向上させるのなら、この方向性は正しいのではないでしょうか。

さて、いよいよお酒を醸してるタンクが並ぶ部屋に。





もう、香りがすごいのよ。酒進行中〜って感じでした。




ハイ、北原亮庫さんです ハイ、おっ男前です



このタンクをまじかで見れるのは、有料コースです
さらに有料コースでは搾りたて!できたてのお酒を亮庫さんに注いでもらえる


コレ!美味いヤツ‼︎ 待ってたゼ〜

一連の説明を受けてから呑む酒は、より一層美味しく感じます

ですが、ワタシは3時発の新宿行きバスに乗る為にここから慌ててサヨナラしまして。。。
亮庫さんと一緒に写真撮れませんでした。あゝ悔しい
色々と聞きたい事もあったんですけどね。次回のお楽しみにします。。。

来年からバスの出発時間、3時半にしましょうよ!懇願!
説明を聞いた後、メッチャお酒買いたくなったのに、走ってバスに乗ったのですよ


話長くなってますが、お土産編もあるので、続きます
コメント
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