神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

立ち直ってきてる

2011-03-30 14:11:51 | Weblog
先日のサッカーのチャリティーマッチが行われた夜。

常連のIちゃんとNさんが震災後初の来店となり、
お互いに地震の激しさと帰宅困難のことなど語り合ったあと、サッカーに燃えました。

カズダンス、よかったです。


さらにグレイスワインの船橋さんが来てくれました
お得意様キャンペーンで一杯づつ飲み歩いているとのこと。有り難いことです!
お土産には「セレナケルナー」とぶどうの枝を持って来てくれました。


さらにさらにこの日は震災後初めて満席になった日でもありました。
送別会を兼ねた女子会(なんと女子が11名!)もあったりして

いつも「オッサン居酒屋」と自慢しておりましたがこんなこともあるのかと

女子率の高さと
常連さん達の元気な姿と
取引先の温かいココロ使いと

いろんなモノが絡み合って、本当に嬉しい夜でした




そして昨夜は


仙台で被災したあと、東京の本社に転勤してきたという青年がお店にいらっしゃって


「本当に世紀末がきた。。。と思った」と生の声を聞きました。


東京への転勤は以前から決まっていたコトで
震災のあと予定をのばしてもらったそうです。
ご家族も無事で、仙台が少し復興して来たことと
自分が東京にいることで必要物資を手配しやすい、と考えて
上京したと言っていました。

幸いご自宅のある場所は津波の被害は無かったそうですが
200メートルほど先は津波で流されていたそうです。
以前は住宅地の中で、家の並びが6軒だったのに
津波で家が流されてきて7軒になったとのこと。

家が無事、と言っても水道・ガスは止まったまま。

正直、かける言葉が無く「そうだったの~」と相づち打つことしかできませんでした。



でも彼の「もう、東京でてきて、タバコ吸えるのが嬉しくって」という言葉に失笑。



人間は強い。しぶとく生き抜こう。

元気な時は、しっかり食べて、呑んで、好きなコトちゃんとヤル


大切なコトだと思います

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