神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

困った事

2009-01-11 20:29:02 | Weblog
実は

昨年暮れに来てくださったお客さんで、
「家に帰ったら、自分のコートではないです」という衝撃的な電話をいただきまして。


おおいに焦ってしまいました・・・・。



ただ、少々説明させていただきますとですね。

ウチの店では預かりものを間違えてはいけないので
お席の札をハンガーにつけて管理しています。
傘やお荷物に札をつけて、間違えの無いように注意をしています。


たしかに、その日は年末の金曜日で、大変混雑してまして
特に間違いがあってはならない、と思い
大所帯のお客さんがお帰りで、コートをそれぞれ手に持たれた後、
他の席のお客さんに

「申し訳ないですが、こちらの上着はお客さんの物で間違えないですか?」と

確認したんです。
そして「ハーイ、大丈夫です」とお返事をいただきました。
・・・なので、安心していたのです。


ところが、家に帰ったら「これ、違う!」と気づいたとのこと・・・。




とりあえず、お電話をいただいて直ぐに、大所帯で来ていたお客さんの幹事さんに連絡して誰かコートを間違えていないか確認してもらったのですが「全員自分のモノでした」とのお答え。

念のため、その日来ていただいた方に連絡して、上着を間違えていないか確認してみましたが、間違えた方はいらっしゃらず・・・。



コートが違うというお客さんは、
「困るんです、見つからない場合はどうしたらいいんですか? 私としては警察に行くしかないんですけど」と仰りましたが微妙ですよね。

どうしたらいいって、どうしましょう。ってカンジです。

(暗に、弁償してくれ!と言っているのだと思います。解ってますが)

いや、警察に届けるのは良い事だと思います。(ぜひそうするべきですが)



これが、
店にいる間に「これは私のコートではない」と言われれば
100%、ウチの店の過失なワケですが


自分のコートが違うことに、気がつかない位、お酒が入って家に帰ったとなれば
(しかも一度は自分のモノだと認めている)

いつ、どこで、入れ替わったのか、なんて解らないじゃないですか。

つまりかなり微妙な状態なワケです。



コートが違うというお客さんが嘘をついているとも思いません。
他のお客さんが自分のモノだと言っているのが嘘だとも思いません。


ですから、私は

「他のお客さんはお間違えなかったようです」と連絡させていただき、「私が確認したときには、ご自分のだとおっしゃいましたよね」と申しあげさせて戴きました。

結局「わかりました」とのお答えで、ガッカリして電話を切られましたが、


何とも、後味悪いというか、
どこへいってしまったのでしょう・・・と悩むばかりなのでございます。



これからはより一層、間違えがおこらないように注意していこうと思います


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