神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

敬老の日

2010-09-20 15:13:47 | Weblog
いまだに今日が「敬老の日」と言われてもピンとこないのですが

もともと「敬老の日」なんてなくても敬っているので
そんな祝日は必要ないのではと思っているワタシです。

でも、連休のほうがいいかな?位に軽く考えてますけどね。




ワタシが祖母と暮らしたのは20歳を過ぎてからなので
小さな頃から「おばあちゃんっこ」ってワケではありません。

(成人してから「おばあちゃんっこ」ってもの問題?ですかね。。。)

そして、いままさに、ジャイアンツ命だったおばあちゃんの為に
リーグ優勝目指して戦う巨人をテレビで応援中!!!

う~ん、いい。敬老の日だなぁ。。。


優勝したらお墓に報告にいくので、今年の墓参りはちょっと遅くなりそうですな。
がんばってくれ~






毎日観ている
NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が今週でついに最終週。

この時期は楽しみな様な、寂しい様な、複雑な気持ちになりますね。

今回のドラマはいろんな結婚観が見どころだったと思うのです。




ワタシ、実は。


独身時代、あまり結婚に対して願望がなくてですね。

シゴトも大好きだったし
おばあちゃんと家族と暮らす家が大好きで

彼氏(いまの旦那さん)とも仲良しだったから
いずれは結婚するかもしれない、けど、できることなら
このまま家でぬくぬく、ゴロゴロ、暮らしていくのがイイナ~っと
思っていたんですよ。

それだけ快適だったのです。ずっとこのままでいたいな~ってね。




でも、母が病気になって(手術して全快しましたが)
子供の行く末ばかりを気にしだして、
結婚でもしないと納得してくれないカンジになったので

しゃーない。仕方ないが、結婚するか。ってなコトになりまして。。。
かなり夢の無いカンジで結婚することになったんです。



ですが、家族に結婚するよ、の報告をして数日後



おばあちゃんが倒れて、意識不明の重体! 明日の命もわからない! 状態になったのです。




当時、まだ手術したばかりのヨロヨロしていた母を連れて
おばあちゃんの病院に行くと

するとICUでの面会は子供まで、孫はダメ! と病室に入れてもらえなかったのです。



・・・ショックでした



一緒の、家族で、明日死んじゃうかもしれないのに、会えなくて。



面会するだけで患者の重荷になるから
仕方ない、と分ってても、ショックでした。



その時に、結婚しよう。と強く思ったんですよ。



孫でも、一緒に暮らしていても、こんな時は会えない。



もし、彼に何か起きた時に

「彼女」のままでは会えないどころか、連絡さえもらえないではないか!とね。
籍さえ入れれば、「妻」であれば、一番先に連絡がもらえて、ちゃんと会える。とね。



それが「結婚する」って決めた出来事です。



まあ、それからおばあちゃんも持ち直し
寝たきりではありましたが退院し、しばらく暮らすこともできました。

そしてワタシもちゃんと結婚して
幸いな事にぬくぬく、ゴロゴロ、暮らしていますし、元気です。

ワタシは家事も好きではないし、ぐうたらな生活が大好きです。
だから、どうして結婚したの? と聞かれれば


答えは「何かあった時のため」なんですよ。




旦那様にしてみれば、家事は適当だし、料理も下手だし、ヨメとしてダメダメ満載です。
ワタシも自分ひとりで稼いで、充分に生きていける能力はあるつもりです。


でも、結婚して
生活の支えでなく、心の支えを、「心強さ」をもらっていると思います。

一緒に頑張っていける、ステキなパートナーです


朝のドラマの中で水木しげるはフミエが「そげですね」って
ついて来てくれるのが、本当に心強いんだろうな~って思います。

ウチの旦那さんもおなじ風に、、、思ってるといいなぁ。。。(苦笑)



ま、


ワタシが「心強さ」をもらうきっかけは、おばあちゃんとの生活だったという訳です。

敬老の日。ばあちゃんの命だった巨人。


ジャイアンツ、そーゆーワケで(?) 優勝してほしいんですケド。

コメント (2)
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