壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

浜岡の安全対策

2011年05月30日 | 考えたこと・調べたこと

飯島勲という、小泉純一郎元首相の秘書だった方が、『プレジデント』にこんな趣旨のことを書かれていました。

浜岡原発停止は、菅首相のスタンドプレーだ。停止したところで、核燃料の温度が完全に下がるまで2~3年かかり、廃炉しても安定するまで最低20年はかかる。だから、いま原発を止めたところで危険性は下がらない。現に、福島第一原発の4号炉は、検査停止中だったのに、爆発したでないか。

なるほど、その通りですね。

英断にせよスタンドプレーにせよ、「浜岡を止めろ」の命令は、ニュースバリューがある。マスコミも市民も注目します。

原発は停止する。そして、マスコミも市民もすっかり安心してしまい、関心をなくしていく……。現に僕も「浜岡の停止」で、このニュースは済んだことにしていました。

「いや、済ませてはいけない」――。飯島氏の記事は、このことを気付かせてくれました。たとえ止まった原発でも、地震と津波から守るため、引き続き、防波堤の増強など安全対策が必要なんだ、と。

電力会社は、市民の注目が減ったのをいいことに、まさか浜岡の安全対策をウヤムヤにしないでしょうねぇ。心配です。


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1 コメント

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Unknown (ぐるぐる)
2011-05-31 17:25:45
「浜岡を止めた」という事実を広報し、「運転停止しても廃炉完了(20年間も!)までは地震と津波の危機がある」という事実には触れない。

こういったこともPR戦略なのでしょうか?
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