壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

『世論の曲解』(2)

2011年10月05日 | 読書(ノンフィクション、実用)

一段落は、「ひと段落」だと思ってましたが、「いち段落」なんですね。『世論の曲解』(菅原拓著)に教えられました。念のため辞書を引くと、確かに「いち~」であり、「ひと~」ではありません。一つ、勉強になりました。

同書はデータ分析の書なので、主張をしていません。しかし、分析を素直に受け取ると、「選挙に勝つには、農業と土建業を保護する従来型の政策でなく、(人口が多く、眠れる有権者が多い)都市型の政策をすべき」と読めます。選挙とは、より多くの民意を反映する、つまりより多くの票を取るシステムですから、これは当然の戦略でしょう。

いま、東日本大震災の混乱がひと段落し、TPPに参加すべきか否か、などの議論が、再び始まっています。都市型政策とは、例えば「TPPに参加する」ということですね。

都市型の政策というのは、例えば、サムスンやLGが世界を土俵に健闘している韓国みたいなものでしょう。韓国は、英語教育、受験競争、留学など、官民上げて、めちゃくちゃ教育に力を注いでいます。大きな成功者も出るが、一方で、高い失業率などの問題も抱えています。

とはいえ、グローバル化は避けがたい。となると、外交が、とても重要になってきますね。


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