菜を間引く農婦の指に躊躇なし 高知 小島雅博
参観日トイレスリッパ履いた父 取手 はにわゆう
ニュータウン何年経ってもニュータウン 和歌山 きのかわ
サロンパスはいで体重計に乗る 津 紅金魚
店オープン閑古鳥対招き猫 柏原 柏原のミミ
●以上、本日(2月16日)の毎日新聞、万柳より。
第一句。派兵する軍師の指に迷いなし(椿事)。先の句の同工異曲です。最前線に派兵されるのは何師団でしょうか? 何師団だろうが将には直接関係ないが、最前線に送られる一人ひとりには大いに関係あること。兵にはまさにロシアンルーレット。
第二句。あるある。
第三句。ブラックユーモアですね。ニュータウンに代わる、何か名称が必要でしょう。公募すればいいのに。
第四句。あはは。計量日頭丸めて計に乗る(椿事)。減量に苦しむボクサーは、こんな心境なんでしょうね。
第五句。鳥と猫の対比。
本日の東京は曇り空。かなり寒いです。インフルエンザが流行っています。ついに子どもの幼稚園も学級閉鎖がありました。「あるくみるきく」読者の皆さま、お気をつけ下さい。手洗い、うがいですぞよ。