『「自分」から自由になる沈黙入門』(小池龍之介著、幻冬舎)を読みました。書中に、「自分濃度」という造語がありました。非常に分かりやすい。
別のある本で、ホットスポットという心理学の用語を知りました。そこに話題が及ぶと、ついムキになる、という分野や単語があるというのです。そして、それは大抵コンプレックスがある部分だ、とのことです。例えば、学歴に話題が及ぶと、「学歴賛成」の立場にせよ「学歴反対」の論陣を張るにせよ、つい熱く語ってしまうのは、そこにコンプレックスがあるからだ、というのです。
日常会話において、人間は、放っておいても自分のことばかり喋ってしまうもの。それが自分濃度が濃い状態。むしろ意識的に自分の話題をしない方が、結果的にちょうどよい自分濃度になる、というのが本書の主旨でした。たった四文字で、非常に強力な戒めになります。
こうしたブログの内容や書きっぷりも、自分濃度を高くすることになってしまいます。このブログ内容は、果たして読者にどう伝わっているのか。情報発信を止めることで、濃度を薄められるのだろうか? 日々反省です。
著者の小池龍之介さんは、1978年生まれの若い僧侶。ウェブ上に「家出空間」を設けられています(私自身は「家出空間」を見聞きしたことはありません)。本書は、その家出空間を基にしています。過剰なばかりの自意識にお悩みの方は、ぜひ!
別のある本で、ホットスポットという心理学の用語を知りました。そこに話題が及ぶと、ついムキになる、という分野や単語があるというのです。そして、それは大抵コンプレックスがある部分だ、とのことです。例えば、学歴に話題が及ぶと、「学歴賛成」の立場にせよ「学歴反対」の論陣を張るにせよ、つい熱く語ってしまうのは、そこにコンプレックスがあるからだ、というのです。
日常会話において、人間は、放っておいても自分のことばかり喋ってしまうもの。それが自分濃度が濃い状態。むしろ意識的に自分の話題をしない方が、結果的にちょうどよい自分濃度になる、というのが本書の主旨でした。たった四文字で、非常に強力な戒めになります。
こうしたブログの内容や書きっぷりも、自分濃度を高くすることになってしまいます。このブログ内容は、果たして読者にどう伝わっているのか。情報発信を止めることで、濃度を薄められるのだろうか? 日々反省です。
著者の小池龍之介さんは、1978年生まれの若い僧侶。ウェブ上に「家出空間」を設けられています(私自身は「家出空間」を見聞きしたことはありません)。本書は、その家出空間を基にしています。過剰なばかりの自意識にお悩みの方は、ぜひ!