壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

乾徳山 二百名山

2009年09月24日 | 雑記
9月の連休は、シルバーウィークというそうですね。敬老の日を含むからでしょうか。5月のゴールデンウィークになぞらえているのでしょうか。

連休初日の19日(土)に、日本二百名山の山で、かつ山梨百名山の一峰、乾徳山に登ってきました。JR中央線の塩山駅からバスで徳和集落へ。この集落の家は、2階が大きな造りになっています。埼玉県の秩父でも、似たような造りの家を見かけます。蚕棚があるのですね。今も蚕を飼っている家があるのでしょうか。登山道へ歩いていくと、地元のおばさんが、「乾徳山ですか。ほんとういい天気でよかったですね」と声をかけてくれます。

登山口から山に入って行きました。水は、銀晶水も、錦晶水も豊富に出ていました。樹林を抜けるとそこは、国師ケ原です。しばらく行くと、ススキがぼうぼうと生い茂っている開けた場所で、はるかかなたに富士山が浮かんでいます。ふもとから中部は雲に覆われて空と一体になっていて、本当に上部だけが「浮いている」ようなのです。

ススキの上には乾徳山の頂きが。ここから扇平までは、背後に富士山を、前方に乾徳山を望みながら、気持ちのいいススキの中の道です。扇平からは、再び樹林に入り、岩場を乗り越え、山頂へ。

名水あり、ススキの原あり、富士の眺望あり、樹林あり、岩場のスリルあり、鎖場あり。本当に1日でいくつもの自然を満喫できる贅沢な山行でした。同行の先輩からは、「いい山をプランニングしてくれて、ありがとう」と感謝されましたが、若干ハードな行程であり、帰りのバスの時間を気にして、急がせてしまったと反省もしています。余裕のある計画だと日帰りは難しいし、日帰りをしようとすると強行軍になってしまう。本当にプランニングは難しいものです。