壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

型番は、なぜ英数字なのか?

2009年09月11日 | 川柳
法曹の世界にもあるパレート則
(新司法試験で、全74校の法科大学院のうち、上位11校〈15%〉が約6割の合格者を輩出。8:2とは若干ズレがありますが)

AH64D 富士重工製の戦闘ヘリ
AKB48 秋葉原で発生したアイドル集団

「二字熟語+する」は、訓読みに分解すると意味がはっきりします。例えば、次のような例です。
信頼は、信じて頼る。すなわち目下の者が、目上の者に寄せる。
信用は、信じて用いる。すなわち目上の者が、目下のものを使う。

保障と担保、返済と償還など、使い分けが判然としない熟語がありますね。そんな場合、このワザが使えるのではないでしょうか。

『経営コンサルタントになって独立開業』を読んだ

2009年09月11日 | 読書
『経営コンサルタントになって独立開業 年収1000万円を稼ぐ!』(濱本克哉著、すばる舎)を読みました。濱本さんが運営するホームページ、「ぶしどうマネジメント」(「ぶしどう」は武士道)はたまに見るので知っていました。

本の内容は、3つ、4つの会社を転職し、大阪のコンサルティング会社に勤めているとき、仕事の奥深さに目覚め、独立コンサルタントになった著者の半生、および仕事に対するポリシー、『孫子の兵法』はじめとする自身の自己啓発法です。

感心したことは、次の2つ。

1)分析力の重要性。
日中戦争時に大陸に渡って4年も戦い、敗戦後は捕虜として15年も中国で獄中生活を送りながら、帰国後に事業を起こした城野宏さん。この方の例を引き、分析力の重要性を述べています。城野さんは、獄中で日本の雑誌などを読む、たったそれだけで、復興する日本の状況やニーズを分析し、帰国後に起業し成功したというのです。

「コンサルタント会社で、若手コンサルタントが顧客から聞いてきた(不十分な)内容をもとにベテランが考察するのと似ています」と、コンサルティング会社勤務経験がある著者も補足しています。「若手が聞いてきた不十分な情報から、顧客の問題点を分析し、ソリューションを考える」というのは、営業会社でも同じですね。

2)相対的な位置づけで、人間は動く。
例えばコンサルティングの企画書でも、「御社の総資本回転率は3.4回で……」と記述するだけでなく、「ライバルのA社は5.5回、売上高では格下のB社でも4.5回あります」と付け加えるだけで、顧客のハートを射止められる、というようなことが書かれていました。

成果主義賃金が導入されたとき、職場がギスギスするといった問題が生じました。低ランクの賃金でも、たぶん社員は生きていけるのです。同僚と比べて自分の賃金が低いから心中穏やかならないんですね。相対評価です。

このほかにも、「最大のリスクマネジメントは、自身をさらけ出すことだ」といった、非常に興味深い内容が満載でした。