フォルクスワーゲン・アウディーを中心に車に魅せられた中澤寛のホンネワールド!
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新型パサート オールトラック

ワールドプレミア 新型パサート オールトラック
ジュネーブ国際モーターショー
2015 年3 月

主な特徴
新型「パサート オールトラック」を世界初公開
オンロードおよびオフロード走行で最高の性能を発揮する四輪駆動のオールラウンダー
「パサート オールトラック」:4MOTION を標準搭載、パワーは150PS から240PS まで
ラフロード モードおよび4MOTION による卓越したラフロード性能
世界初公開:新型「パサート オールトラック」10 のハイライト
1. フルタイム4WD システム4MOTION を標準装備
2. 新設計のバンパー、アンダープロテクション、ドアシル、ホイールアーチモールを採用。明確なオフロード指向を表現
3. 前後の短いオーバーハングと+27.5mm 高くなった最低地上高による優れたラフロード走破性
4. 「ラフロード」モードでは、各種アシスタンス システムが連携して走行を支援
5. 傑出したラフロード走破性と優れた快適性を両立
6. 110kW/150PS~176kW/240PS までをカバーする新しいエンジン
7. 2,200kg の最大牽引重量を実現した理想的なトーイングカー
8. 革新的なトレーラー アシストは、牽引時の操縦性を大幅に向上
9. パーソナライゼーション システムが複数のドライバーの設定を記憶
10. 欧州での市場投入は9 月末を予定
ウォルフスブルグ / ジュネーブ、2015 年3 月
今年のジュネーブショーで、四輪駆動モデルの新型「パサート オールトラック」が世界初公開されます。新型「パサート オールトラック」は、生粋のオールラウンダーモデルで、スキー場に続く峠の雪道を走破したり、ボートをけん引して浜辺までの道を走ったり、あるいは、建築家とのミーティングのために現場に向かう、といった幅広い状況での走行を実現しています。新世代を迎えた「パサート オールトラック」は、アクティブな人々のために、新たな地平を切り拓きます。旅行、ビジネスユース、多目的なファミリーカー、広々と使えるSUV といった多彩なキャラクターを備え、その用途も無限大に広がります。ボディ下部のアンダープロテクション、考え抜かれたアプローチ、ディパーチャーアングル、ブレイクオーバーアングル、アンダープロテクション付きサイドシルエクステンション、力強いホイールアーチモールなどのオフロード仕様の装備は、ボディを逞しく見せるとともに、独自のスタイルを作り上げています。同時に、最先端技術によって、このスタイルに恥じない走行性能も実現しています。新型「パサート オールトラック」は、27.5mm 高められた最低地上高、アダプティブ アシスタンス システムを備えた専用ラフロード走行プログラム、改良されたシャシ、4MOTION などにより、荒れた路面を苦もなく、頼もしく走破します。
新しいエンジン
フォルクスワーゲンは、2 世代目の新型「パサート オールトラック」に、2 種類のTSI エンジンと3 種類のTDI の合計5 種類の新設計直噴エンジンを用意しています。これらのエンジンは、すべてEuro 6 排ガス基準をクリアしています。パワフルなTSI エンジンは、110kW/150PS と162kW/220PS を発生します。
高トルク型TDI エンジンの出力範囲は110kW/150PS から140kW/190PS、そして、176kW/240PSまでです。ストップ/スタート システムとブレーキエネルギー回生システム(ブルーモーションテクノロジー)も標準装備しています。150PS のTSI とTDI エンジンには6 速マニュアル ギヤボックスが用意されます。
それ以外の3 種類のエンジンは、すべてDSG が組み合わせられます。
全車、4MOTION
前述のとおり、新型「パサート オールトラック」は、すべて4MOTION(四輪駆動)です。その基礎となるのは、第5 世代のハルデックス カップリングです。このカップリングは、スリップする前に作動するため、トラクションは、ほとんど失われません。通常走行時には、前輪だけを駆動していますが、トラクションを失う恐れを感知すると、瞬時にリヤ アクスルがスムーズに接続します。ハルデックス カップリングは、縦方向のロックとして機能し、エレクトロニック スタビリティ コントロールシステム(ESC)に一体化されたエレクトロニック ディファレンシャル ロック(EDS)は、四輪すべてに対する横方向のロックとして機能します。いずれかのホイールが空転し始めると、瞬時にその反対側のホイールに駆動力を配分します。
さらに、220PS仕様の2.0 TSI と240PS仕様の2.0 TDI には、前後アクスルにXDS+を装着しています。このシステム(他のパサート オールトラックでもオプション装着可能)は、高速コーナリング時に内側のホイールに制動をかけ、ステアリングの応答性を最適化するものです。技術的に表現すれば、機能面
では、XDS+はEDS の拡張機能と言えます。
ラフロード モード
すべての新型「パサート オールトラック」は、さまざまなドライビング モードを標準搭載しています。
ほかのパサート シリーズ(アダプティブシャシー コントロール:DCC との組み合わせで)に搭載する「エコ」、「ノーマル」、「スポーツ」、「インディビデュアル」に加えて用意された「ラフロード」モードは、新型「パサート オールトラック」のセールスポイントになっています。ボタンを押すだけで簡単に、関連するドライビングとアシスタンス システムのすべてが、ラフロード仕様に変更されます。一例を挙げてみます。
「オフロード」モードで急制動をかけると、ABS制御の間隔を調整して、タイヤの前方に小石などで“くさび”型(抵抗となるような塊)を作って制動距離を短縮します。さらに、ヒルスタート アシストは、坂道発進での後退を、ヒルディセント アシストは、下り坂での過度な加速を防止します。アクセルペダルは、より繊細な操作が可能になりました。また、ギヤのシフトポイントがより高くなるので、マニュアルモードで自動的にシフトアップすることを抑制します。
牽引重量2,200kg
EDS、XDS+、4MOTION の連携によって、新型「パサート オールトラック」は、安全性と動的性能の両方が大幅に向上しています。また、このクルマは理想的な牽引車両でもあります。12%の傾斜路で、新型「パサート オールトラック」は、(ブレーキ付きのトレーラーならば)2,200kg を上限に牽引できます。(ただし、110kW/150PS TSI は1,800 kg)
エクステリアの特徴
新型「パサート オールトラック」は、モデルシリーズの中でも独立した存在です。つまり、この多目的な四輪駆動車に採用された多くの装備が、「専用設計」であることを意味しています。エクステリアの特徴としては、デザインを一新したバンパー、ステンレス調のアンダープロテクション(フロント:フォグライト付、リヤ:エキゾースト用の台形トリム付)、マットクロームのドアミラー ハウジング、ラジエーターグリルとテールゲートに設置されたオールトラック専用オーナメント、アルマイト加工したシルバーのルーフレール、17 インチの専用アルミホイール(18 インチ、19 インチはオプション設定)、アンスラサイト(黒系色)の頑丈なホイールアーチモールとサイドシルモール、つや消しのアルミ調アンダープロテクションを備えたサイドシル エクステンションとフロントフェンダー上の「Alltrack」ロゴなどが挙げられます。
インテリアの特徴
新型「パサート オールトラック」のインテリアは、エクステリア同様、このモデルの独立したキャラクターを表現するために「専用設定」しています。その内容は、「Alltrack」の文字を刻印した頑丈なステンレス製ドアシル プレート、折伏縫いのフロアマットにくわえ、コンフォート シートなどがあります。このシートは、アルカンターラを採用し、センターに「7 サミッツ」と呼ばれるファブリックの装飾を施しています。多様なレザーオプション、14 ウェイ電動調整機能、エアコン コントロール、マッサージ機能などもオプションで追加できます。頑丈なペダルはアルミ調です。アクティブ インフォ ディスプレイも新型「パサート オールトラック」用に内容を変更しています。水平方向のデザインを強調したベンチレーションバーは「トラックス」と呼ばれるデザインのトリムでアップグレードしています。携帯電話用の専用収納ボックスも装備しています。これは、新型「パサート オールトラック」の外部アンテナとスマートフォンを接続するもので、リッドには、「Alltrack」のロゴが型押しされています。
ベースは8 世代目の新型パサート
新型「パサート オールトラック」は、最新の「パサート」同様、MQB をベースに設計しているため、路面を選ばないタフなモデルでありながら、最先端のドライバー アシスタンス システムとインフォテインメントシステムも装備しています。技術的な例としては、アクティブ インフォ ディスプレイ(完全にデジタル化されたインストルメント)、ヘッドアップ ディスプレイ(情報をフロントガラスに投影)、タブレットPC 対応の「メディア コントロール」リヤシート エンタテインメント システム、歩行者検出機能付のフロント アシストプラス シティ エマージェンシー ブレーキ、サイドアシスト(レーン変更アシスタント)、エマージェンシーアシスト(緊急時停車機能)、交通渋滞アシスト、リヤ トラフィック アラート(駐車場からバックで出る時に進路を横切る車両を検出)など、以前では考えられなかったパーソナライゼーションのレベル、そして、トレーラー アシスト(トレーラー牽引時の後退を支援)などが挙げられます。パーソナライゼーションの内容、トレーラー アシスト(パサート オールトラックの重要装備)、そして、新しいインフォテインメントシステムについて、以下に解説します。
トレーラー アシスト
経験の豊かなドライバーであっても、トレーラーをつないだ状態でバックするのは難しいものです。牽引フックを装備することが多い新型「パサート オールトラック」に、トレーラー アシストを搭載するのも、こうした理由によるものです。このシステムによりバックがとても容易になります。トレーラー アシストの作動内容は、以下のとおりです。
① リバース ギア
道路沿いからバックでトレーラーを駐車する時には、まず、適切な場所で一旦、クルマを留め、リバースギアを選択。次にボタンを押すとシステムが起動します。
② カメラ情報
インストルメント クラスターには、現在のステアリング角と予測されるステアリング角が視覚化されて表示されます。リヤビューカメラからのデータを使って、クルマとトレーラーが通る角度をモニターし、画像処理アルゴリズムで分析します。トレーラーや牽引フックの仕様にかかわらず、光学的に記録された接合部の角度がステアリングの角度を計算します。
③ ミラー調整機構がシステムの一部
ドライバーは、スイッチノブでトレーラーとクルマの方向を指定します。新型「パサート オールトラック」は、このスイッチを経由してドライバーの意向を察知し、ステアリングを作動させます。ドライバーが行うのは、ブレーキとアクセルペダルの操作だけです。電動パワーステアリングが、クルマとトレーラーの向きを制御します。修正が必要な場合は、いつでもドアミラーの調整スイッチで行うことができます。
パーソナライゼーション
世代を重ねるごとに、コンフォート システムとアシスタンス システムの装備数は増えていくもので、新型「パサート オールトラック」もその例外ではありません。これらのシステムは、個別に調整できますが、ドライバーは、それぞれ違う好みを持っているため、ドライバーチェンジするたびに設定を呼び出して調整しなければなりません。フォルクスワーゲンは、このプロセスを大幅に簡素化してくれる新世代のパーソナライゼーション システムを設計しました。それぞれのドライバー設定したアカウントは、クルマに記憶できます。ユーザー マネジメントを経由して自分のアカウントを呼び出すことで、設定はすべて自分専用にすることができます。ドライバーはキーでドアロックを解除する時に認証を行います。認証を行うと、
運転席のポジションなど、初期セッティングがON になります。装備内容によって異なりますが、新型「パサート オールトラック」で採用可能なパーソナライゼーション オプションは、以下を含んでいます。
• アンビエント ライティング
• アダプティブ クルーズ コントロール「ACC」
• インフォテインメント システム(メディア ライブラリ、ナビゲーション、電話などを含む)
• フルオート エアコンディショナー
• インストルメント クラスター/ マルチファンクション ディスプレイ
• レーン アシスト
• ライト&サイト
• メモリー シート
• パーク アシスト
• ロック/ロック解除
• サイド アシスト
• ミラー調整機構
インフォテインメント ようこそApple とGoogle の世界へ
前述のとおり、新型「パサート オールトラック」では、インフォテインメント システムが一新されて、外部デバイスとの接続性も最大限確保されました。多様なインターフェイスには、App Connect を経由したスマートフォンの接続もあります。これはMirrorLink™アプリによるもので、2015年にフォルクスワーゲンが採用するのは、CarPlay(Apple)とAndroid Auto(Google)という2 種類のアプリです。これら3 つのプラットフォームは、ほぼ全ての種類のスマートフォンと膨大なアプリを、新型「パサート オールトラック」のインフォテインメント システムに統合します。インフォテインメント システムのラインナップは、5 種類のラジオ、もしくは、ラジオ ナビゲーション システムで構成されています。それらは5 インチディスプレイの「コンポジション タッチ」(新型パサート オールトラックに標準装備)、「コンポジション カラー」、6.5インチの「コンポジション メディア」と「ディスカバー メディア(ナビゲーション付))、そして、8.0 インチディスプレイを採用する最上位のラジオ ナビゲーション システム「ディスカバー プロ」になります。
注記:
「TDI」、「TSI」、「DSG」および「エレクトリック プロペラシャフト」は、フォルクスワーゲンAGとドイツ国内および他の国々におけるフォルクスワーゲン グループ企業の登録商標です。
* 本プレスリリースに記載されている燃費や走行性能データは、2015 年2 月現在の予測値です。本プレスリリースに記載されている装備や技術データは、ドイツ本国モデルのものです。国や仕向地によって異なることがあります。
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