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ポロGTIを試乗


【総括】
Car:  ポロGTI・6速MT
Year: 2016年モデル
Good : 過去の集大成であるPQ25シャシーを持つ最後のポロベース。
    静かでかつスポーティー、飛ばせば分かるシャシー性能の高さ。
     DSGより安心感のある6速MT。
Bad : 異常に軽いパワーステアリング。
 
Total: ★★★★★★★★★☆9点(10点満点)


【試乗】
車社会もここ10年で大きく変わり、営業車ですらオートマが当たり前の時代。
フォルクスワーゲンではトルコン型からDSGが一般的になりましたが、
少数派ながらMT(マニュアルトランスミッション)愛好家も居るのが現実です。

マニュアル信者に優しい車を不定期で輸入しているのはBMWジャパンですが、
現実は売り上げににあまり貢献しないとか。それでも輸入するのは
あのシフトフィールが好きな人が居るからだろう。そしてこのコアな人達の感想が、
結果的にBMWのスポーティーなイメージに繋がり総合的な売り上げに貢献しているそうだ。

ここ1年、フォルクスワーゲンもスポーツモデルでMT車を正規販売初めています。
今回僕が試乗したのは、話題のゴルフRではなく、普通のポロGTI。
今やポロGTIは、2代目ゴルフGTI並みの大きさなので、本当に使い勝手が良いのだ。
別にノスタルジーを語っているのではなく、日本で使うには絶妙のサイズだと言えます。

出会った試乗車はフラッシュレッド(D8/D8)。
マイナーチェンジにより控えめなエアロのお蔭で、何ら普通のポロと同じ感覚。
スポーツシートと3本並ぶペダル、そしてシフトノブで
「ああ、本当にMTのGTIなんだ」と実感。

エンジンをかけてクラッチを入れ発進。
フォルクスワーゲンらしい素人には多少分かりにくいシフトフィールは健在で
軽いクラッチと、物凄く軽いパワーステアリングに驚かされる。
信号停車時に、ニュートラルに入れてクラッチを踏まなければ
アイドリングストップも作動します。

2速発進も可能なエンジンですが、どちらかと言えば高回転が得意なので
2人以上乗車時は使えないかも知れません。
水冷フォルクスワーゲンの歴史では古典的な部類に入る
PQ25シャシーのお蔭で、バランスの取れたボディーの硬さと、
柔軟さが備わりとにかく運転しやすいのです。

不用意なシフトをすれば、ホイールスピンを誘発するのは嬉しい限り。
ただ、これは純正装着のポテンザ001Sの性能があまりにもプアだからでしょう。
もし購入したら一番に交換したい部品だと思います。

「“Sport Select”シャシー付スポーツパフォーマンスキット」
は、ダンパーをボタン一つで手軽に調整してくれて、
同乗者や家族がいない時には有効なスイッチ。
低速でも高速でも大変有効で、一粒で二度おいしいという感じでしょうか。

短時間だったけれど、とても楽しかったMT走行。
思わず「通勤の足にしたい」と感じたのが正直な所です。

もう一度書こう、ポロGTIそしてブルーGTは僕が一番オススメする
フォルクスワーゲンの1台です。このサイズの車の中で、
現行ポロを超える車種が出る事は、ドイツ情報を聞いても
あと2年は無いようだ。


※試乗にご協力いただいた関係者の皆さまに深謝!
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