フォルクスワーゲン・アウディーを中心に車に魅せられた中澤寛のホンネワールド!
僕の心の中をちょっと見せちゃう?!
横浜のノンビリ社長ブログ---My private time(Blog)
ATFクーラー交換

【88,900km+71,562km=160,462km】
”ちょっと古い車”を所有している場合は、
大らかな気持ちと、しかし異変に早く気付く事が必要です。
よほど金をかけて全交換レストアしていたならともかく、
トラブルは次から次へとやって来るからです。
我がカラヴェルちゃんも同様で、
本来ファーストカーながら、
まるでセカンドカーのような
趣味車的気持ちで接してしまいます。
まさに本末転倒(笑)
そこがまた楽しい?!
今年秋に準備しようと思っていたのは、
ラジエーターを含むクーリング系部品。
しかし、それより先にちょっと残念な
トラブルが出没しました。
今日はそんなお話を。
【クーラント洩れ】
丁度僕の体調も熱が出る直前だった7月上旬。
クーラントが減っている事に気付きました。
その量はMINレベルより下でしたので、
水道水を追加。
なんとなく気になっていたので、
毎回車を降りると、地面を見る次第。
数日後の33℃の昼間の乗車後、
エアコンのコンプレッサー真下に
オイルっぽいシミが。
このクーラントと多少のオイル?が
混ざった様子を見て、
即時港北カスタマーセンターを訪れると
「ATFクーラーからの洩れですね!。動かさないで下さい」
と乗車中止を宣告をされたのです。
【トラブル概要】

このトラブルは、ATF(オートマオイル)を冷やす
ATFクーラー(クーラントで冷却)内部が崩壊して、
クーラントより圧力の高いATFが混入し、
オーバーヒートを引き起こす状態です。
そのまま走行すると、エンジンを痛めるだけでなく、
ATFが吸収されやすいゴムホース類の全交換になります。
有識者に聞くと
「VR6ならではのトラブルですね」
「16万キロも交換してない方が凄い(おかしい)ですよ」
と言われる程メジャーなトラブルだったようです。
もしあなたのT4がMTならご安心下さい。
そんな装備、付いていませんから(笑)

画像は、低下したクーラントボックスを撮影。
赤いクーラント液の上部に黒く写っているのは、
混入したATFになります。

圧力のかかったタンクは、
このタンク裏側の穴から吹き出します。
吹き出したクーラントは、
エンジン左から右側を伝わり、
最後は、エンジン右側の最低部にある
エアコンコンプレッサーから路面へ滴ったようです。

【パーツ】

VR6オーナー御用達の「096」品番のATFクーラー。

今回も港北パーツセンターより入手。
VA無し(国内在庫無し)でしたので、
ドイツからの空輸便です。
この部品価格は約6万円でしたが、
以前は3万円程度だったそうですので
フォルクスワーゲンドイツ本社の
「古い車のパーツ代金は値上げする」
という方式に引っかかった部品だったのでしょう。
【作業】
ATFクーラーを交換した後、
何度もクーラント部分を洗浄して脂分を取ります。

しかし最後は人海戦術。
朝など、エンジンが完全に冷えている状態で、
クーラントタンク内に布を入れて脂分を取ります。

まるで牛スジの煮込みで
茹でこぼしをするような
大変地味なやり方なんですが、
これが一番だそうです。
問題はお玉が入らない事かしらん。
料理と修理、実に似ていますねぇ~。
この作業は、修理が終わった今も行っています。
【現在】
快調であります。
トラブルも、ある意味未然に防げたので、
大きな変化は感じません。
修理直前に一度だけ、渋滞で温度が上がった際、
アイドリングで自動的にエンジン回転数を
200rpm程度上げる事が起きていましたが、
今は再発せず安心しています。
あの異常なアイドルアップと
悲鳴のようなセカンドファンの回転音を聞くと
心が痛くなります。
今後この脂分が全て取り切れた頃、
クーリングシステムの大幅なレストアに入る予定です。
但し、これらはもう欠品パーツだらけ。
それに下手に交換すると、
逆にトラブルを誘発する恐れがあるので
着手時期は未定です。
ちゃんと整備していれば
過度なオーバーヒートにならない
VR6エンジン。
やはり本質が分かるまで、
ユーザー側も時間がかかりますね。
いつも通り、心配性な僕の心を読むような
港北カスタマーセンター&パーツセンターの
皆様には感謝!
<使用パーツ>
096 409 061E ATFクーラー
アドバンテージネオ クーラント
その他、ショートパーツ。
<作業工場>
フォルクスワーゲンジャパン販売株式会社
(旧:フォルクスワーゲン東京)
港北カスタマーサービスセンター
〒224-0043 横浜市都筑区折本町65
TEL:045-474-9990
”ちょっと古い車”を所有している場合は、
大らかな気持ちと、しかし異変に早く気付く事が必要です。
よほど金をかけて全交換レストアしていたならともかく、
トラブルは次から次へとやって来るからです。
我がカラヴェルちゃんも同様で、
本来ファーストカーながら、
まるでセカンドカーのような
趣味車的気持ちで接してしまいます。
まさに本末転倒(笑)
そこがまた楽しい?!
今年秋に準備しようと思っていたのは、
ラジエーターを含むクーリング系部品。
しかし、それより先にちょっと残念な
トラブルが出没しました。
今日はそんなお話を。
【クーラント洩れ】
丁度僕の体調も熱が出る直前だった7月上旬。
クーラントが減っている事に気付きました。
その量はMINレベルより下でしたので、
水道水を追加。
なんとなく気になっていたので、
毎回車を降りると、地面を見る次第。
数日後の33℃の昼間の乗車後、
エアコンのコンプレッサー真下に
オイルっぽいシミが。
このクーラントと多少のオイル?が
混ざった様子を見て、
即時港北カスタマーセンターを訪れると
「ATFクーラーからの洩れですね!。動かさないで下さい」
と乗車中止を宣告をされたのです。
【トラブル概要】

このトラブルは、ATF(オートマオイル)を冷やす
ATFクーラー(クーラントで冷却)内部が崩壊して、
クーラントより圧力の高いATFが混入し、
オーバーヒートを引き起こす状態です。
そのまま走行すると、エンジンを痛めるだけでなく、
ATFが吸収されやすいゴムホース類の全交換になります。
有識者に聞くと
「VR6ならではのトラブルですね」
「16万キロも交換してない方が凄い(おかしい)ですよ」
と言われる程メジャーなトラブルだったようです。
もしあなたのT4がMTならご安心下さい。
そんな装備、付いていませんから(笑)

画像は、低下したクーラントボックスを撮影。
赤いクーラント液の上部に黒く写っているのは、
混入したATFになります。

圧力のかかったタンクは、
このタンク裏側の穴から吹き出します。
吹き出したクーラントは、
エンジン左から右側を伝わり、
最後は、エンジン右側の最低部にある
エアコンコンプレッサーから路面へ滴ったようです。

【パーツ】

VR6オーナー御用達の「096」品番のATFクーラー。

今回も港北パーツセンターより入手。
VA無し(国内在庫無し)でしたので、
ドイツからの空輸便です。
この部品価格は約6万円でしたが、
以前は3万円程度だったそうですので
フォルクスワーゲンドイツ本社の
「古い車のパーツ代金は値上げする」
という方式に引っかかった部品だったのでしょう。
【作業】
ATFクーラーを交換した後、
何度もクーラント部分を洗浄して脂分を取ります。

しかし最後は人海戦術。
朝など、エンジンが完全に冷えている状態で、
クーラントタンク内に布を入れて脂分を取ります。

まるで牛スジの煮込みで
茹でこぼしをするような
大変地味なやり方なんですが、
これが一番だそうです。
問題はお玉が入らない事かしらん。
料理と修理、実に似ていますねぇ~。
この作業は、修理が終わった今も行っています。
【現在】
快調であります。
トラブルも、ある意味未然に防げたので、
大きな変化は感じません。
修理直前に一度だけ、渋滞で温度が上がった際、
アイドリングで自動的にエンジン回転数を
200rpm程度上げる事が起きていましたが、
今は再発せず安心しています。
あの異常なアイドルアップと
悲鳴のようなセカンドファンの回転音を聞くと
心が痛くなります。
今後この脂分が全て取り切れた頃、
クーリングシステムの大幅なレストアに入る予定です。
但し、これらはもう欠品パーツだらけ。
それに下手に交換すると、
逆にトラブルを誘発する恐れがあるので
着手時期は未定です。
ちゃんと整備していれば
過度なオーバーヒートにならない
VR6エンジン。
やはり本質が分かるまで、
ユーザー側も時間がかかりますね。
いつも通り、心配性な僕の心を読むような
港北カスタマーセンター&パーツセンターの
皆様には感謝!
<使用パーツ>
096 409 061E ATFクーラー
アドバンテージネオ クーラント
その他、ショートパーツ。
<作業工場>
フォルクスワーゲンジャパン販売株式会社
(旧:フォルクスワーゲン東京)
港北カスタマーサービスセンター
〒224-0043 横浜市都筑区折本町65
TEL:045-474-9990
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