フォルクスワーゲン・アウディーを中心に車に魅せられた中澤寛のホンネワールド!
僕の心の中をちょっと見せちゃう?!
横浜のノンビリ社長ブログ---My private time(Blog)
左Aピラー内装の交換

【88,900km+143,475km=232,375km】
【はじめに】
1990年代以降のドイツ車は、二つの意味で大きく変わりました。
一つ目、環境問題(リサイクル出来る部品・水性塗料)。
二つ目は、日本車を徹底的に勉強してコストダウン。
これにより、強固なドイツ車から、
環境に優しい車へと変貌を遂げたのですが、
これが古くなると、極端に壊れるのです。
特に内装のプラスチックについては、
紫外線などに当たり過ぎると、劣化が早まり
見栄えを良くするために塗装までされた部品は
ベト付くのです。
更に、オゾン発生器などで過剰に消臭を行うと
劣化が過度に進むようです。
我がカラヴェルも大切に面倒を見ておりますが、
青空駐車の影響などもあり、かなり前から
Aピラー内側のパーツにクラックが入るようになり、
ここ数年は割れて、走行中に割れたパーツが
落ちるようにまりました。。

T4の内装プラ部品は、メーカーも認める程
最初からかなり薄く作られており、
商用車と言う性格から、年が経つにつれて
新品純正が残っておりません。
人の手が触れるドアハンドルなどは定期的に
再生産されますが、Aピラーはなかなか難しい。
また中古部品市場でも流通が少なく、
更に生産数の少ない右ハンドル用のAピラーは、
入手困難なパーツに分類されています。
僕の場合は、捜索範囲を、
T4をノックダウン生産していた台湾、
少量警察用に販売をしていた中国、
そして高級リムジン市場として
人気のあったタイにまで広げました。
結果、タイの親友による1年に渡る捜索の後、
割れの無い良質中古パーツが見つかり
日本へ空輸。
タイでは、富裕層のショーファードリブンで
使われることが、販売台数の半数以上ですので
輸入したAピラーも、合皮でカバーされていました。
カヴァーされることで長生きしていたようです。
因みにタイでは、VR6ロングの輸入が中心で、
リアにはソファーのような座席や、
運転席の後ろにはテレビ台や、
窓で前後が仕切りされる改造が
行われ販売されていました。
タイ国王が歴代のVW・Tシリーズにお乗りなので、
現在もタイの富裕層には人気があるそうです。
(アルファードなどは人気ですがセカンドカー扱い)
それに比べてメルセデスのトランスポーターは
故障も多く不人気だとか。
【交換作業】

僕は過去に1度、後付け配線の関係で
外したことがありますが、
今付いて居るAピラーの内側を外して
ポン付けするだけとカンタンなのですが、
取り外しはともかく、取付時に割ると
今までの捜索が全てが水の泡。
仕方なく、ユタカモータースさんに泣き付いてしまいました。
プロが割るなら仕方ないと思ったのです。
ピラーとルーフ側に付いて居る
乗車補助の純正ハンドルを外して行きます。


2つの部品を比較。
右ハンドルは、左Aピラーの中ほどに
乗降用のグリップハンドルが付いて居ます。
左ハンドルパーツを買うと
この穴を自分で開けることになり
明らかに割れを進めてしまうので
どうしても右ハンドル部品を探して居たのです。

丁寧に汚れを落としてから、
再装着に掛かります。
とにかく割れたら最後・・・。
前面はダッシュボードに刺さっているだけですが
そこからは、パーツを微妙に曲げながら
ドアのラバーシールに入れたり、Bピラー以降の
内装に挿入していくので、大変気を遣います。
ほぼ一発勝負。


無事に部品が入ったら、
2か所のグリップハンドルを
ネジ止めして終了です。
さすがプロ。
ほんの数分で割れ無しで交換しました。
感謝感激雨あられ状態の僕!!!

もう、荒れた路面でパーツがボロボロこぼれたり
ガムテープを貼って割れを隠す事も無くなりました。
右側パーツもあるのですが、まだ大きな割れが無いので
保留しています。

交換したら、高速走行中に
変なパリパリ音がフロントから
しなくなりましたので
このAピラー辺りも原因だったのかも知れません。
24年半と23万キロの年月は、
着々とT4をクラシックな部類にしているようです。
でも、好きなんだよなぁ、
フォルクスワーゲンの商用車。
<整備・撮影協力>
ユタカモータース
愛知県安城市横山町大山田中9番地
0566-76-4888
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