23話のジノ

２３話のジノ
シュナイゼル様の命令に、何気なく条件反射で「イエス　ユアハイネス」。
騎士としては正しいお返事ですが、あなたは『黒の騎士団』に入ったんですよね。

もし星刻が指揮を執っていたら、ジノはどういう口調で返事をするのか？
学校のときみたいに「俺」を主語にする？
それとも中華と戦ったときの続きみたいに「シンクー、君が気にするべきは全体の指揮だろう。ナイトメア部隊のことは、私に任せてもらおう」
とか、偉そうに返事する？
それも見たかった。誰か書いてくれないかな？　(他力本願)

22話後その７

２２話でルルーシュが確認した、ギアスのことを知るのは、星刻はじめとする中華の中核と旧黒の騎士団のメンバーのみ。

天子様はご存知なのかが気になります。もしかしたら、「このような雑事で天子様のお心を乱してはならぬ」とか言って、星刻がストップかけたのでは。
(彼女はもう十分につらい現実を見た。このうえに裏切りなどという汚らわしき事でお心を乱してはおかわいそうだ)
過保護。過干渉。
(私がお守りする。もう誰にも傷つけさせない)
決意も固く剣の柄を握る星刻。でもそんな自分の態度こそが天子を傷つけている事に気が付かない。

「星刻は何も言ってくれなかった」
皇帝ルルーシュに捕まってから、神楽耶から話を聞いて、天子様は愕然。

２３話の天子様が泣いているように見えるのは、恐怖心ではなくて、
(何故、私にだけ教えてくれないの？私が子供だから？)
そんな疑問と不安感だとしたら。
男の心を計れない幼さと国主としての自覚が育つ心。

23話を聞きながら

２３話前半音楽シーン(１１分頃)の水面のキャンドルのゆっくりした動き。
あのキャンドルの中にはニーナから通信で頼まれたリヴァルの書いた文字。
ユーフェミアの文字がきっとあると信じます。
そしてシャーリーの名も






もし、ナナリーが「フレイアのスイッチを下さい」と言わなかったら、あのセーラームーンステックにしか見えないスイッチをシュナイゼルは自分で持っているつもりだったのか？
結構似合いそうな気がしてきた。







アーサー王の物語では、騎士モルドレッドは魂の黒い男で、アーサー王に反乱を起こした。最後にはアーサー王がモルドレッドを殺しましたが、アーサー王も死ぬ。
このとき預言者がアーサー王に忠告していたのだが、「騎士ランスロットがあなたの元に帰るまで戦うな」と。
でも偶発的な事故が原因で戦いが始まった。

どっちにとっても不本意な開戦。
そしてランスロットが戻る前にアーサーは死んだ。


さて、ギアスはアーサー王物語の分子を含んでいる。
もし今回もその推測が成り立つなら、モルドレッドのアーニャは魂を汚損されていて、主君を殺す。ではアーニャにとっての主君とは誰か？
シャルル皇帝ではない。すでにいない相手は殺せない。
となるとシュナイゼルが対象か。
魂の汚染、イコール記憶を戻す。
戻す記憶は誰のものか。マリアンヌの記憶？アーニャの本来の記憶？

病名推定

あちこちの中華系サイトをここ数ヶ月廻りましたが、公式設定を含め星刻の病名をはっきりさせたところはありません。まぁ、何もかもはっきりさせなくてもいいのかも知れませんが、・・・いろいろ差し障りもあるだろうし。
小生は、星刻の状態からして先天性の内蔵の配置異常を疑っています。

もしブリタニアの侵攻が無ければ、日本でなら治療可能だったとしたら。
日本が侵略されたとき、何千万人が死んだ事か、さらに、生きられるはずだった人も死んでいるのでは。

エリア１１に高亥様の護衛としてきたとき、星刻は極秘で検査を受けたのかも知れない。

異常を自覚せざるを得ない。数年前からつづく痛み、半年ほど前からは、たちの悪いせきが続き、吐血を伴うようになった。中華連邦では原因さえつかめなかった。

わずかな期待とはっきりした宣告を求めて、受けた検査。
結果は。
「すでに手遅れ」
「よくもって２年」
「あのブリタニアさえなければ、私が手術できたのに」

わずかな期待は消えた。星刻は医師をたじろがすほど、平静に自分の残り時間を確認した。
星刻が一瞬揺らいだのは、医師が「私が治せたはずだ」と言ったとき








先天性膵胆管合流異常
わずか１０文字の病名に行き着くまで２４年かかった。
これから死ぬまでの時間はその１割にも満たないだろう

かば君は伏線

２３話前半音楽シーンの終わりのほう。
藤堂さんと千葉さんの告白シーンの後、南さんがカレンの着ぐるみのかば君を台車にのっけて押していくシーンがある。もしコレが最終回用の伏線なら、少しイヤダ。
ギアスなら、やりかねない。
ところで台車を押しているときの南さん、猫背です。荷物重いのですか？
背筋伸ばした方がいいですよ。
あ、もしやかわいい女の子とお話するのに相手の身長に合わせているから無意識に猫背になるとか。

シュナイゼル宰相閣下の知力＞ゼロの知力＝星刻の知力

シュナイゼル宰相閣下の知力＞ゼロの知力＝星刻の知力
この式が成立しているとすれば、宰相閣下＞星刻となる。
それがはっきり現れた場面。
オープンチャンネルで兄宰相と会話するルルーシュ。そして画面に写される人質。天子様。
「撃つなよ。シュナイゼル」
ここまでは対等を意識していたのですが。
「フレイアを撃たせないつもりならば、この場の指揮権を私にゆだねよ。わたしは一度だってルルーシュに負けた事は無い」
「わかった」
カレンに対して「わかっている」と言ったのと対応するこの声。
振り返る扇。はっきり言えなくても今の星刻があのゼロを売ってしまったときの自分達と同じ罠にはまったと気が付いたのでは？

黒の騎士団はまるで傭兵隊のように立ち位置が変わる。
日本を取り戻すテロリスト集団から、中華との連合。さらに対ブリタニア国際戦闘部隊に。
今はシュナイゼルの私兵に。

シュナイゼル宰相は天性の上位者。無意識に命令する。
本来なら同格の星刻に対しても。星刻は下層階級から忠誠と想いの力だけで上りつめた人。
無意識に命令に従う面がある。
「星刻」
「われらの技量まで織り込み済みか」
そしてシュナイゼルの命令下での攻撃が始まる。






扇事務総長、あそこで振り返ったあなたの責任として。
計算に入らない要素として、動いてください。
天子様と神楽耶様を救いに

政治の専門家が欲しい

前回２２話で、ランスロットがルルーシュ皇帝を救いに現れたとき、
「索敵班！何をしていた！」
藤堂将軍の叱責が飛ぶ。
「海中に隠れていたので」
言い訳する索敵班。

ところで、ゼロの蜃気楼は防御力に加え、海中にも活動できる能力を有している。
ゼロイコールルルーシュ皇帝であるのは、黒の騎士団のメインメンバーは知っている。
・ ・・ちょつと油断ではありませんか。
海中索敵をさせていないとは。


ラクシャータは何も言わなかった？
もしそうなら、それはどういうことか。
インドは中華の植民地。〈といってもバラバラになっているインドの一部を中華が押さえているだけのようですが。〉
ラクシャータを疑うというよりは、もともとのたち位置が問題かと。
ラクシャータはあくまでもインドからのナイトメア関連の専門家としての派遣さん。
すっかり中核メンバーになっていますけど。
そして、今の黒の騎士団のトップは中華の軍人。
しかし、ラクシャータが派遣されたのは〈ゼロの黒の騎士団〉。

藤堂将軍も星刻も政治的な面に翻弄されて、そっち方面まで回らなかったのか。
政治の専門家がいない弱点が露呈します。

23話後の２回目

見る限り、星刻とシュナイゼルの命令権は対等です。しかし、もしも星刻が途中で倒れたら藤堂将軍がそれをそのまま受け継げるかは疑問です。星刻、後2話ですから生きていてくださいよ。天子様を助けて彼女と神楽耶様をカレンに託してそのまま・・・・。いやですよ。




シュナイゼルとカレンがなにやら平然とお話されていた。予定通り中華連邦にフレイアを。
シュナイゼルはこどもなのですね。
いらなくなったものはぽいしちゃう。
でも、皇子様だから怒られたことが無くて。
だから、やりたい事を今もやっている。



もちろん、中華連邦がもともと良い国だったとは言いません。しかし、暴動や反乱があるという事自体『変えたい』と思っている人がいる証拠。この国は北京原人以来人が変え続けてきた国。
中華（中国大陸）は生態系的にはもう瀕死の状態です。草しか生えない。それもかろうじて。だからほんの少しの刺激で沙漠化する。
そんなところにフレイアを打ち込んだら、中華連邦はおろか、中国大陸そのものが死にます。
月の砂漠の歌はロマンチックですが、現実の沙漠はロマンとは程遠い。靴のひもあなから
さえも入ってくる細かい砂塵。昼は容赦なく照りつける日差しに顔はほてり、夜はナイトメアの操縦桿を持つ手が凍傷を起こすほど寒い。
地球全体に与える気候への影響も深刻です。砂塵は粒子が細かいほどいつまでも（１００年以上）空中に残り日射を遮る。核の冬ならぬ、フレイア後の冬がおきかねない。
シュナイゼル様はそこまで考えていらっしゃるのか。

２３話視聴直後の勢い

２３話視聴直後の勢い

前半、そのまま最終回に突入するかのようなあのイメージ。
音楽と映像だけで。
あのままニコニコに上がっていても違和感ないです




カオスの肯定。
カオスの皇帝。
カオス皇帝。
ディートハルトはシュナイゼルのほうが、好みだったのですか。
前回の妄想はずれました

でもまたどんでん返しがありそうで、後２話もありますから。



ここまで来て、コーネリア様が兄上に殺された。
彼岸の向こう。C の世界。冥府。
どのイメージの言葉でもいいですが、ユーフェミア妹姫とダールトン、誰よりも先にギルフォード君がコーネリア様を迎えてくれるように






ルルーシュが、よく頑張りました。
ナナリーを前にしてよく崩れ落ちなかった。殺してきた人。運命を支配されている人。たくさんの人への想いがルルーシュを支えた。




どこかのサイトで、ジノは黒の騎士団にいけばいいと書いていらっしゃいましたが、「御心眼感服いたします」
それにしてもギアス世界で一番大変な職業は、軍の敵味方識別信号の変更係でしょう。昨日の敵は今日の友といいますが、午前中の同士が午後には敵です。過労死にご注意ください。







やはり、捕虜になった各国代表は使い捨てにされますか。

そうですよね。どこの国でも政治の世界では特に「絶対的な存在などいない」のですから。
「お前の代わりなどいくらでもいる」「私のかわりなどいくらでもいる」
それがわからないやつは、政治家は向かない。
もし、高亥様がご存命であれば、天子様は星刻の元に残っていたのかも。
高亥様なら、切り捨てられる事も淡々と受け入れただろう。
星刻を育てたのは高亥様ご自身。その考えも感情も決断も簡単に読んでしまわれる。
因果応報。
間違えていなかった決断が行動が、別の因果に繋がる。


シュナイゼルは星刻にとって天子様が『たった一人の人』である事はお見通し。
なにしろディートハルトがいますから。
「この場の指揮は私に任せてほしい」
星刻が彼女を助けたくて、飛び出したい気持ちもお見通し。
指揮権を採るのは簡単でした。




黒の騎士団とシュナイゼル軍団。
これほど呉越同舟の見本としてふさわしい例も無い。

カオスの男

カオスの男
学生達のインタビューに応じたディートハルト氏
「私がゼロを裏切った？とんでもない誤解ですね。私だけがゼロの一番美しい角度を知っている！わがカオスの王よ！！」
ディートハルト氏の興奮により、インタビューは一時中断する。
改めて、学生アナウンサーが尋ねる。
『では何故、ゼロの敵であるシュナイゼル宰相に付いたのですか』
「ふふふ」
ディートハルト氏、不気味に笑う。学生アナウンサー１歩引く。
「それはね、敵に対峙するときのゼロの美しさを一番良い角度で撮るためですよ。
今まで、内側からあの方のすばらしさを撮ってきましたが、敵に対する容赦ない攻撃時のゼロを撮れなかった。
私が敵の陣営にいれば、ゼロの怒りは私にも向く。あぁ」
ディートハルト氏悶絶する。学生アナウンサーさらに引く。
「我が、カオスの王の剣が私を貫く。その瞬間の


ディートハルトはさらに熱く語り続けるが、学生は逃げ出す。

２２話後その6

先読み能力者に対し、真っすぐな攻撃。スザク。君は少年漫画の王道を真っすぐ走りあがった。
あのシーンの後、思わずといった感じで藤堂先生の呟きが欲しかった。
「免許皆伝」
それに対して、聞こえているわけは無いのに、一礼する旧弟子。
なんだか、機嫌の悪くなる皇帝陛下。
笑う魔女。

泣いても笑っても萌えても

朝比奈が逝ってしまってから、藤堂さんが急に老けこんでしまったように見えました。
作画の乱れとの意見もありそうですが。・・・２１話の星刻はガソリンスタンドの立て看板みたいな作画でした（泣）
２２話では緊急事態の連続で体内時間が加速されて、一つの季節が過ぎたように、また変わりました。さらに予告では、ほほ染める千葉さんと何かを語った藤堂さん。
「この戦いが終わったら、新しい日本で二人で生きたい」
とか、いつもの渋い雰囲気と大違いの、かわいい藤堂さんが２３話で見れる？

しかし、ギアスは怖い。後３話もある。うっかり恋愛成就フラグが立ったら、すぐ死亡フラグが立ったりする。


もう最終回のアテレコも終わっている。泣いても笑っても萌えても未来線は決定している。
さて、Ｒ３はあるのかね？

利き目他

両目ギアス持ちになっても、命令するときは左目で。
ギアスにも利き手みたいに、利き目があるのか？






以前、星刻とルルーシュの和解は不可能のほざいてしまいましたが、うっかりしていた。
オープニングで同士になっている。では、和解無しで同盟軍になったのか？
あるいは「ルルーシュ、君の事が少しわかってきた気がする（つまりシスコンだったのか）」とか星刻が言うのか。
もっと簡単には天子様とナナリー皇帝が仲良しになれば、すべて解決。




「番組の途中ですが、ここで神聖ブリタリア帝国からの中継をお伝えします」
アニメ見てた人、野球見てた人、連続ドラマ見ていた人、そのほかの番組を楽しんでいた人、みんな泣いたでしょうね。

言の葉にからめて

「ルルーシュは世界の敵となった。」
星刻は言い切りました。しかし、むしろ言い切ったからこそ疑います。星刻はどこまで読んでいるのか。ルルーシュの考えの方向を読んで、それを加速する。
『世界を変える』という目的での共犯者。それを口にしたことはどちらも無い。
達人同士の囲碁の勝負に似ている。神の１手を作り上げるにはひとりの天才だけでは不可能。光の碁にありました。こういうせりふ。

「スザクを倒すのは私です」
カレンのこの言葉。
「ゼロを倒すのは私です」
シャルル皇帝に答えるスザクの言葉にかけてますね。
芸細かいなー

生命の木

ナイトオブワンの剣、エクスカリバーが縦に真っ二つにされたとき、見えた中身。あれはセフィロトの木のイメージに見えました。
セフィロトの木・・・根と枝を逆さまにした樹の図で象徴化される。生命の木とも言われます。
錬金術関連の話題でもあります。

こういう細かい細工にこの作品の職人芸を感じます。