シュナイゼル宰相閣下の知力>ゼロの知力=星刻の知力
この式が成立しているとすれば、宰相閣下>星刻となる。
それがはっきり現れた場面。
オープンチャンネルで兄宰相と会話するルルーシュ。そして画面に写される人質。天子様。
「撃つなよ。シュナイゼル」
ここまでは対等を意識していたのですが。
「フレイアを撃たせないつもりならば、この場の指揮権を私にゆだねよ。わたしは一度だってルルーシュに負けた事は無い」
「わかった」
カレンに対して「わかっている」と言ったのと対応するこの声。
振り返る扇。はっきり言えなくても今の星刻があのゼロを売ってしまったときの自分達と同じ罠にはまったと気が付いたのでは?
黒の騎士団はまるで傭兵隊のように立ち位置が変わる。
日本を取り戻すテロリスト集団から、中華との連合。さらに対ブリタニア国際戦闘部隊に。
今はシュナイゼルの私兵に。
シュナイゼル宰相は天性の上位者。無意識に命令する。
本来なら同格の星刻に対しても。星刻は下層階級から忠誠と想いの力だけで上りつめた人。
無意識に命令に従う面がある。
「星刻」
「われらの技量まで織り込み済みか」
そしてシュナイゼルの命令下での攻撃が始まる。
扇事務総長、あそこで振り返ったあなたの責任として。
計算に入らない要素として、動いてください。
天子様と神楽耶様を救いに