昨日の日記の講座の話です。
ほぼ2か月前の朝日新聞に朝日カルチャースクールの講座として記事が載ったのを見つけて、すぐに
夫婦で申し込みました。
平日の午後とあってほとんどの聴講生はリタイア組のシニア世代でしたが、目をキラキラとさせた少年も
熱心に受講していました。
『ミタカ』 という、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトが開発したソフトで宇宙の状態をスクリーン
にプロジェクターを介して写した映像を中心に講座が進められました。
この 『ミタカ』 はフリーウェアで http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka からダウン
ロードして誰でも使用できます。
4次元と言うのは平面(2次元)の縦・横に高さが加わって立体となった3次元に、時間の動きが流れて
出来上がります。
先ずは私達の母星、地球について昨日の2014年8月21日の地球から始まりました。
地球の成り立ちや私達生命体の生育できる環境である水や酸素、引力・重力など興味深い話から。
続いて地球の衛星である月について、どうして月が出来たか? どうして衛星になったか?
何でいつも同じ面ばかりを地球に向けているか? クレーターはどうして出来たか?
左はいつも地上から見ている月、真中はいつも地球から見えない向きに在る月の裏側(人工衛星から
の画像)、そして今年10月15日に起こる皆既月食の連続合成画像。
実際はオレンジ色の部分は黒く見えるはずなのですがカメラ独特の絞りの関係で赤っぽく見えています。
そして太陽系の中心となる恒星;太陽へと移ります。
黒点やプロミネンス、太陽フレアから磁力線などの話になりました。
化学の核融合等の話はありませんでしたけどね、天文学ですもんね。
次は水星です。
太陽側は400℃程度、反対側は-160℃程度と言われています。
地上で暑いだの寒いだの言っているのが恥ずかしくなるような日格差です。
ぱっと見綺麗な星ですが、じっくり近寄ってみるとクレーターだらけ。
太陽からの衝撃や水星に痛めつけられていたのでしょうね。
地球の様に大気があればもっと衝撃は少なかったでしょうにね。
金星は水星の次に太陽に近くて地球とほぼ同じ大きさの星。
大気の二酸化炭素などによる温暖化で地表面の温度は水星より高くて460℃にも
達するそうです。
ずっと大気に覆われていて可視光では表面の様子を知ることができません。
ですから、電波望遠鏡で観測することになります。
溶岩が流れ出たような跡が無数に見られるようです。
ネタを大事に小出しにするので今日はここまで。
ほとんど話の内容についてはこれまでに聞いたことの重複でしたが、連続した映像や各衛星からの
距離関係などが良く分かる映像に切り替えて説明してくださったのでよく理解できました。