またギリギリの20度越えでしたが、なんか肌寒い感じで空はどんよりで上空が不安定なのが如実でした。

それよりも空気!
周りの山々が真っ白ちゅうか灰色でほぼ見えないのに愕然としました。

通勤電車の中ではマスクをしていますが、普段はしていません。
こんな空気の中でいる事に恐怖を感じました。

恐怖と言えば『譫妄』から完全に冷めて、術後の血管もちゃんと塞がっていよいよ明日退院と言う日の診察で医師が
「ひょっとしたら毛髪が抜け落ちるかも知れません。」とまだ譫妄かと思うような言葉を。
翌日の退院の日の朝、目が覚めて起き上がって枕を見たら、お岩サンのように左後頭部の髪が抜け落ちていました。

指で触ってみたら髪の毛どころかツルンツルンで
毛根のような物も何もありませんでした。
医師の説明だと手術の時間がレントゲンの被爆量のレベルを超えていた為に被爆してその症状なんだそうです。
脳梗塞の場所が左後頭部のワーキングメモリの位置で、ちょうどその位置の疾患部の手術をしたので、身体全体には問題ないけれど、局所的に被爆したようでした。
退院後一カ月ほどでまた産毛から生えて来ましたが、
その間は帽子かバンダナで隠して生活していました。
つむじから左後頭部だけが髪の毛の無い生活は、本当に生えて来るのか不安で仕方ありませんでした。
3カ月後の診察の時にはすっかり元通り生えていたので、医師もホッとしたようでした。
癌の方の放射線治療はもっと量も多くて壮絶なもんだと良く分かりました。
今だから話せる、という感じでしょうか。
あと1年と少し経って
全てが笑い話になりますように。
(いつまでたっても恐怖は恐怖かもしれませんけれど)
髪の毛の抜けた話は、本当に元に戻るのかと不安になるのは分かります。
確かに今だから話せるという事かもですね。
当初は焦りましたが、意外と早くに「芽」が出て来た感触があったので、不安は少なかったです。
バンダナの生活も割と楽しかったです。
癌の方の放射線治療からするとヒヨッコみたいなもんです。
でも丸坊主になった方が、後頭部だけ手のひらサイズに刮げてているよりカッコ悪くなかったかも?
一旦大丈夫だった部分も丸坊主に剃ってもらおうかとも思いましたけど、やらなくて良かったです。