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鱒釣楽の近況

渓流釣行・散策遊行、そこで出会った魚・花・蝶・人などの記録です

いろいろ忙しいボランティア

2014年10月03日 02時43分45秒 | いろいろ
 9月はなんだかんだと忙しいボランティアでした。スケジュール表を遡ってみると月の三分の二を活動していました。月末も27日は親子で芋掘りの手伝い、28日は統一美化ディーの手伝い、29~30日は南三陸町に一泊二日で災害時の対応研修に行きました。

 親子で芋掘りは、近くの黒川の農園に21組70名で幼児達はさつまいも・らっかせいを楽しく掘りあげました。
 
 

 災害時の対応研修は宮城県三陸町にバスで行き(往復1070Km)、2011年3月11日の大地震・津波災害時のその後の対応を、一日目は町の職員・民生委員児童委員の方々の実際の経験談:実態分析と課題認識・留意点・・・の生の声を聴きました。昨今のマスコミの記事・画像映像は作為を感じていますので、客観的な行政・住民の話を聴くことは自己研修ということではとても大切でした。
 
 二日目は、旧市街地に車が少ない・土木作業がされていない早朝に現場を散策しました。宿泊したホテル観洋は海岸の標高の高い所にあり、災害復旧も済んでおり、そこから見える景色は三陸の美しいものです。
 
 国道を標高の低い市街地に下りていくと標高25m辺りから周りが平安から破壊へと一変します。津波の浸水で止まった時計は14時49分で止まった.ままです。破壊された港湾設備の向こうから朝日がさしてきます。破壊された港湾と市街地はがれきは総て取り除かれ、遺跡として残そうとしている2棟の構造物以外は総て取り壊し撤去され、整地され、夏草が茂っています。危険地域なので広大な公園・・・にする計画のようです。
 
 
 
 
 吉竹會舘は災害時にイベントが催されており居合わせた客・職員400人全員が最屋上に避難して人的被害が無かったもの(良い遺跡の代表)として残したいようです。
 
 防災対策庁舎は災害時に防災対策職員が対策中(避難せず)で居合わせた50数人の内30数人が死亡・不明、残りの人も九死に一生のひどい目にあったもの(悪い遺跡の代表)として残したいようです。女性職員が住民避難を呼びかけ続けて死亡、途中から女性職員に避難を命じ代わって住民避難を呼びかけ続けた上司の男性職員は不明となった(マスコミは美談として報道)こと、つまるところ防災対策庁舎での危機管理は安全に避難して自身の命を守って災害対応するのが一番大事なことと大反省されています。
 
 JRは市街地の駅舎・線路が取り壊され撤去され整地され、鉄路を復旧せずに専用路バスシステム(BART)化されて便利になり、早朝のバスには通学・通勤者が乗車していました。
 
 
 危機が目前に迫っているのにその危機を認めようとしない人の心理傾向:危険度を低く判断して緊張を緩和しようと都合の良いように自己防衛する現実の危機回避を妨げる正常化の偏見(Normalcy Bias)を回避すること、平安な人と破壊された人が相互にいがみ合うことにならないように支える人と支えられる人の選別(Triage)を明確にすること、を考えさせられた研修でした。

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