年間通して、何かしらイベントの多い音楽教室ですが
ピアノの生徒さんが主に参加するイベントといえば
『発表会』と『コンクール』。
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どちらも任意で、強制ではありませんから
どちらも参加する人・どちらも参加しない人・
どちらか片方だけ参加する人
と様々です。
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先日
グレードは受けていたけれど、これまで発表会は不参加
という生徒さんのお母さまから
「家の子、今年は コンクールと発表会と
どちらかに参加させようと思うのですけれど
先生は、どちらが向いていると思われますか?」
と尋ねられ、
一瞬、どう答えたものかなと考え込みました。
そのお母さまにとっての「向いている」はたぶん、
『コンクールに出られる実力があるかどうか』?
でも、私にとっての『向いているかどうか』の基準は、
そこじゃないのです。
その子は、日頃はあまり練習するわけではなく
『グレード試験』のように
何かの目的があると、その時だけがんばるタイプ。
結果は悪くはないのですけれど
コンクールに参加することが、
『その子の、この先のために』プラスになるかどうか。
単純に「このくらい弾けるからコンクールに」と出しても
その後、その子にとってマイナスになる可能性だってあります。
これまで舞台に全然上がっていなかった彼女ですので
とりあえず今回は、発表会の舞台に立ってみて
次回、どちらにするかを考えてみては?
と提案してみました。