カスタネットについて調べるうち、いろいろわかったこと。
と、いいますか情報が多すぎて
(しかも、あっちとこっちで違う事書いてあって)
正直、まとめきれなくなったのですが、
せっかくの情報なので、皆様に公開しようと。
カスタネットは、原形として
「カスタニュエラ」という楽器があり
西インドから南ヨーロッパに渡った、というのが
一般的な辞典の記載ですが
少し新しい専門書には、古代エジプトで生まれ
後世サラセン人の手で、スペインに伝えられたとあります。
ちなみに、
古代日本にも「原始カスタネット」があった
らしいです。
何故それがわかったのかというと
5~6世紀の古墳から出土した「埴輪が持っていた」
からなのですね。(むかいあう人物埴輪群)
楽器としては、今の四竹と同じ原理ですが
昔の日本には、
『四竹にできるような大きい竹』は自生していないので
(篠竹はあっても、真竹・孟宗竹は無かった)
木製、または鹿の角などでできていたと思われます。
それが、いつしか日本列島では忘れられ
琉球地方でのみ「四竹(ゆつぃだき)」として
愛用されていたものが
近世 再び逆輸入されて流行った、という事らしい。
専門用語ではこの手の楽器を「双拍」と言うそうですよ。
…まさか、カスタネットを調べて
埴輪に行き着くとは思いませんでした。