珍しく、お休みする生徒さんが続いて
時間が空いたレッスン日。
いつもなら自分の練習に当てるのですが
ロビーに出たところで
他の先生の生徒さんと会いました。
同じ曜日ですし、イベントでよく顔を合わせるので
すっかり顔見知りの子です。
いつもハキハキ、元気で明るい子なのですが
あれ、何か暗い表情・・・
聞いてみると、発表会用にもらった曲が
いまだかつてなく難しいもので
練習が思うように進まなくて落ち込んでいるとのこと。
楽譜を見せてもらうと
おお、カタカナで音名が振ってある。
別に、その生徒さん、音符が読めないわけではありません。
臨時記号が多くて、流れが読み取りにくい上
学校に部活に塾にと忙しくて練習時間が取れないため
効率よく読譜できるよう、自分なりに工夫したらしい。
しかし、フリガナを振ってさえ
思うように練習が進まないので煮詰まってしまったと。
自分の担当の生徒さんではありませんから
その先生のレッスンに口出しはしませんが
この曲、「フリガナを追ってコツコツと弾く」のは
あまり効率がいい練習とは言えません。
…練習のコツくらいなら、言ってもいいかなあ。
参考程度に、ちょっとだけ
こういう練習をしてみるといいかも
と伝えてみると、その子の顔が明るくなりました。
来週、また教室で会った時
その子が笑顔でありますように。