生徒さんのレッスン中、
一緒に教室へ入られるお母さまがいらっしゃいます。
レッスンに関心を持っていただくことは大歓迎。
しかし
私が何か生徒さんに話しかけた時
生徒さんが口ごもったりすると
お子さんに代わって答えてしまうお母さま。
もじもじして、まっすぐ座れなかったり
指示された事をするまでに時間がかかると
「ほら、ちゃんとしなさい!」
「先生の言うことを聞きなさい!」
と お説教してくださるお母さま。
すみません、お願いですから
レッスンの30分間は、私を信頼して
任せていただけないでしょうか・・・
こういうお母さまのお子さんは
『お母さんが代わりに答えてくれる、指示してくれる』
と、それを待ってしまうので集中力がこちらに向きません。
中でも人一倍『口出ししてしまう』Bちゃんのお母さま。
「あと少し待っていただければBちゃんはできますから!」
「待つのは大変なのですよね。わかります。」
と声をかけ続けて、かれこれ1年。
先日のレッスンで、なんとBちゃんのお母さま
Bちゃんが どんなに口ごもっても
ぱっと動かなくても
最後まで黙って見守ってくださいました。
レッスンが終わって
お母さま、ご立派でした!
よくぞ我慢して待ってくださいました!
おかげでBちゃん、今日は1人でがんばれました。
ありがとうございます!
と大絶賛したところ
『もう少しで口出ししてしまいそうだったのですけれど…』
と、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに答えてくださいました。
これからのレッスンが変わっていきそうな予感。