MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

困ったタイトル

2010年02月26日 | 音楽教室

レッスンに使う本に載っている曲には
いろんなタイトルが付けられています。

ユーモアのあるもの、格好いいもの
おしゃれなもの、かわいいもの


しかし、たまに
暗いタイトル、変なタイトルで
発表会のプログラムには載せにくい物もあります。

            
チャイコフスキーの小品集「こどものためのアルバム」では
病気になったお人形」と「人形のお葬式」。
まあ、これは曲集の中に
お人形が病気→お葬式→新しいお人形
という物語の流れがあるので
レッスンで取り上げる分には問題ないわけですが。


よく使うバスティンの本には何故か
リサイクル』関係の曲が載っています。
ピアノパーティーCには「ものをたいせつに
デビュー・フォー・ユーという曲集には「リサイクルの歌」。
ちゃんと歌詞が付いていて
缶・ビン・新聞~♪」とか
ガラス・紙・アルミニウム~♪(歌詞は英語)」と歌うわけです。
アメリカだから?
それともバスティンさんが特にリサイクルに関心をもっている?

今でこそ、日本でもリサイクルへの関心が高まっていますから
小さな生徒さんは抵抗なく自然に歌ってくれますが
昔だったら印象が違っただろうなーと思います。

ちなみに、私が好きな現代フランスピアノ曲集
カイエ ドゥ ルモワンヌ 1」には
貧乏の歌』という曲が。

タイトルがストレート過ぎる…
これ、どうやって生徒さんに勧めよう。
曲は短くて、それでいてフランスらしい響きの
かわいらしい小品なのですが。

とりあえず、タイトルを見てもらい
これって発表会のプログラムには載せられないよね、
レッスンでしか弾けない貴重な曲だよね、
と笑ってもらう方向で。

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