MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

しゃべりはOK

2008年09月18日 | 音楽教室
            

レッスンで、演奏についてアドバイスする時
同じフレーズや、同じ音型の繰り返しでは
表現を変化させていきましょうね、
という事を、よく 言います。

聴く人の 気持ちになって、
同じフレーズでも 新鮮に感じられるように
この流れの先に、期待を持たせるように。

これを、無意識に ごく自然にできる人もいますが
大抵の人は、何も考えずに弾くと 
一本調子の 抑揚の無い演奏となってしまいますから
頭で考えて、表現を工夫する必要があります。
       
この「考える」にも エネルギーは要りますから
ついつい、「省エネモード」になって
次の曲になると、また何も考えずに 弾いてしまい
同じ注意を 言われることになる 生徒さんがいました。

私  「だって、同じ事を 何度も同じように聴かされたら
    飽きるでしょ? そんなこと無い?」
生徒 「いえ、飽きますー。」
私  「なるべくワンパターンは避けようよ。芸がないし。
    関西人って、皆 芸人みたいなところがあるのになあ…」
生徒 「あ、私 関西人じゃありません。」
私  「あれ、そうだった?じゃあ、出身はどこ?」
生徒 「大阪です」

大阪は 関西でしょうが。

というか
そこに 芸を見せなくてもよいから
弾く方にまわしてください。