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MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

デパート入店は一階から。

2010年10月01日 | Weblog

衣替えシーズンとなりました。

9月下旬から急に涼しくなりましたから
大あわてで秋物を引っ張り出して
せっせと夏服をしまい込んでおりますが

まさか、これから暑さが戻ってきたりはしないでしょうね

今週末から音楽教室の『秋期』発表会が始まります。

補助ペダル付き足台の設置のため
かがんだり、跪いたりすることを考えると
スカートはどうにも作業しにくい。
というわけで
今年はスカートではなくパンツスーツを着よう
お店に出始めたら買っておかないとなあ
と、先月から物色していたのですが
いまだ買っておりません。

まだ暑かった9月、パンツスーツの取り扱いが少なくて
色・デザイン・サイズが選べなかったこともありますが

暑くても、暦の上では秋ということで
うっかり踏み込んだ、地価食料品売り場の
秋のスィーツ(柿とか芋とか栗モノ)に気を取られてしまった
というところも大きいです。

秋は誘惑が多すぎる・・・。

演奏会シーズンの悩み

2010年09月26日 | Weblog

もうすぐ9月も終りです。

9月とは思えないくらい、毎日毎日暑かったので
いまひとつ実感がありませんが

しかしようやく涼しくなってまいりまして
10月になると、演奏会目白押し。

東京に比べると、関西の演奏会の数は
どうしても少なくなりますが
それでも10月中は
ラドゥ・ルプー(京都コンサートホール)
シプリアン・カツァリス(グランキューブ大阪)
マウリツィオ・ポリーニ(京都コンサートホール)
のコンサートが。

問題は、全部は行けないことですね。

京都の公演はどちらも平日。
実は、ポリーニが来るという事に気付くのが遅かったので
ラドゥ・ルプーの公演に合わせて予定を組んでしまいました。
さすがに同じ曜日に休みは増やせないので、
ポリーニは、今回は見送り。

カツァリスさんは、日曜日だ
しかも、チケットがお安い
(中之島国際音楽祭のミニコンサートなので)
これなら行ける!と思ったのですが
よくよく考えると

あ、発表会の日にかぶっていた・・・

どうしてうちの音楽教室は
コンサートシーズンに発表会を組むのだ。

毎年の事ながら
これで行けなくなる演奏会が多いのですよねえ。


半年計画で。

2010年08月27日 | Weblog

私の手は、どちらかといえば大きめです。

特に人差指から薬指までの3本指が長く
実際以上に大きく見えるらしいです。

なので、私の手を見た人は
10度(ドから1オクターブ上のミまで)届くんじゃない
などとおっしゃいますが

無理です。
9度がぎりぎりです。(親指と小指は普通)

そもそも
手が大きければ届くというものではないのですね。
手が大きくても、横に広がらないといけない。

もともと手が大きいと、広げなくていいから
 広がらなくなるのかもね
』と、ある人に言われて
ああ、なるほどなあ、と思いました。

            
しかし
30を過ぎてからでもストレッチ体操で
180度開脚できるようになったわけですから
指だって、何とかなるのではないですか?

というわけで
この1ヵ月ほど、ずっと指の間を広げるように
意識し続けてみました。

なんとなく、広げるのが楽になってきたような。
ぎりぎり9度が、楽々9度くらいにはなりました。

目標、10度。

総額247円。

2010年08月23日 | Weblog

レッスンからの帰宅途中

どうしても要るものはないけれど
そろそろ胡麻が切れそうだったなあ。
あ、きな粉も欲しい。

と思い立ってスーパーへ寄りました。

乾物コーナーへ行き、目的の品物を手に取り
いざレジへ向かおうとして
はっ!そうだ、今日はお金が無い!

正確には『小銭しか無い』ですね。

楽譜を何冊か買い
レッスン用に文房具やシールを購入し
とどめに今日、教室で
  ムジカノーヴァ(音楽専門の月刊誌)を買ったので…

いえ、今手に取った品を買うくらいのお金
残っているのですけれど
残金2ケタになるのは、何となく心細いような
こういう場合、皆さんは買いますか、やめますか


とりあえず今回は見送りました

            
いくらお財布の中が寂しくなっても
千円札1枚くらいは残すようにしていたのですが
ここまで頼りない状態になったのは久々です。

あんまりな状態に、自分で笑っちゃいました。


明日は、銀行へ行かなくちゃ。

お盆休みの練習

2010年08月16日 | Weblog

取り組み中のショパンのエチュード
かつて学生時代に弾いた曲でして
取り組んで間もなく、卒試の曲をしなくちゃいけないからーと
中途半端な仕上がりで「まあ、いいわ(by師匠)」と終わった
何というか、消化不足の曲。

というわけで、今回偶然にもくじ引きで当たったのを幸い
今度はきっちり仕上げよう!と お休み中がんばっておりました。
(何せ前回は暗譜もしなかった)

集中して弾ける事が幸いして、ほぼ暗譜も終了しましたが
手のひらが疲れること疲れること。
絶対、握力が強化されているはずだと思うくらい
手のひらが ガッチリしてきました。

考えてみると、4ページにわたって書かれている曲なのに
1段に平均2小節しか入っていないので
曲の小節数は40もないのですね。

昔は長く感じたものですが、短い曲だったのだなあ。

            
初プロコフィエフの「つかの間の幻影
3曲目までは、弾き込んでざっと形が見えてきました。
4曲目はまとめ中、5曲目は譜読み中。

これ、何曲目くらいでレッスンに持っていったものか。

全曲やってから、なんて言ったら
来年になっても行けないです。

おや?

2010年08月12日 | Weblog
今年はバロック・古典・ロマン・近現代
バランスよく練習するのが目標でしたが

お師匠さんより『近現代を弾きなさい令』が発布されたのと
ショパンのエチュードを弾かなければならないため

既にロマン派・近現代に偏ってきております

            
せっかくのお盆休みですし
ええい、この際好きなものを弾いていこうと開き直って、
昔やったラヴェルなども弾いているのですが

このラヴェルの楽譜、私は2種類持っていまして、

そのうち一つが
安かったから」という理由だけでとりあえず購入した
アメリカの出版社のものなのですね。

中身に間違いが無ければ、何の問題もないのですが
久々に演奏していると

???

おかしい。
ソナチネ3楽章のこの左手部分は
もう1オクターブ高いところで弾くはずなのに。

どうやら、校訂ミス
オクターブ記号が抜けている模様・・・


そういえば、全音楽譜のグリーグのソナタでも
大事な決めのポイントで『明らかに3度高さが違う
などという事がありました。

            
曲を知っているならともかく
他に比較する楽譜を持っていない人は、この間違いに気付かず
これが正しいと思って練習してしまう危険性があるわけですよね。

危ないなー
今はもう直っているのかなー?


『○版のこの曲はこうなっている』情報、
集めたら結構あるような気がします。

ショパンじゃない?

2010年08月07日 | Weblog

ショパンの楽譜は、いろんな出版社のものがあります。

版によって中身はいろいろ
強弱やペダル、装飾音、フレージングが違うという事が
普通にあります。

             
なにしろ、昔はコピーもファックスもないので
いくつかの出版社に楽譜を送ろうとすれば
手書きで写すしかなく、微妙が違いが生まれることも

さらに、後から手直ししたりなどすれば
そこで新たなパターンの楽譜が生まれてしまうわけですね。

            
そんな「数多い楽譜」の中で
音楽を勉強する人に一番信頼されて使われてきたのが
パデレフスキ版でしたが
ここ数年、注目されているのがエキエル版

エキエル教授の研究から
「よりオリジナルに近く」と、まとめられた楽譜です。

まだ新しい版だけに、日本で売られているのは
ほとんどがポーランド語版英語版。しかも高い

            
最近エチュードを弾きなおしていることもあり
学生時代から持っているパデレフスキ版はボロボロですから
新しい楽譜として、エキエル版欲しいなあと思うのですが
通常売られている楽譜の軽く2倍はする価格。

そのうち日本語版でお安く出版されないものか。

            
ところで
ショパンの作品の中には、作品番号がなく
遺作」と示された曲があります。

その「遺作」の一つに、ワルツ 変ホ長調があるのですが

滅多に弾かれることのないその曲を
うちのクラスの生徒さんが「弾きたい!」と希望。
楽譜マニアでもあるので、
わざわざ高いエキエル版を購入したのです。そうしたら。

…載っていない?

載っていないのです。

どこかで「ショパンの作品ではないという説もある」
と書かれていた このワルツ。

エキエル教授に「これは違う」とはねられたのか
研究途中で、いつか出版されるのか。

気になります。

『譜』の字に音楽家の気配

2010年08月05日 | Weblog

パソコンは便利です。

以前は、資料をまとめて記録するだけでしたが
楽譜作成にも使えるようになりました。
教材を作る時にも活躍します。

            
しかし、資料をまとめる際 困るのが、変換ミス。

ミスっていうか、
PCの変換機能がそもそも音楽用語に明るくないので
素直に変換できる時と
どうやっても変換してくれない時があるのですよね。
            
例えば
こっけん(黒鍵)』は、素直に変換できます。
でも何故か『はっけん(白鍵)』はできない。

(はっけん)と入力して変換したら
発見」次に「発券」。
…これは仕方ないかな。日常使うのはこちらでしょうから。

しかし、その後変換キーを押し続けても出るのは
「八件」「八軒」「八間」・・・
八から離れてと願うものの、最後まで離れることはなく
変換候補切れ。
仕方なく、「しろ」と「かぎ」で「白鍵」と入れます。

根音』も覚えてくれるまで数多く打ち直ししました。

『こんおん』では出なかったので「こん」「おん」と別々に入力。
でも「こん」で「根」の字はすぐに出なくて
今・紺・婚…
「ねっこ」とか「だいこん」って入れた方が早い…。

【単語の登録】という方法を覚えて解決しましたけど
あらたに登録しなくて良くなるのはいつのことやら。

             
一方で、登録しなくても良いのが「作曲家の名前」。

作曲家の名前は大抵外国人名なので、
カタカナ変換すればよいのですね。

ただし、たまに
うっかり【通常変換キー】を押してしまうことがあり
摩訶不思議な文字列が現れます。

プロコフィエフ、と入力しようとして
ほい、と変換キーを押したら
「プロ子ふぃ柄譜」

「プロ子」って誰ですか。

ショパンイヤーの締めに

2010年08月02日 | Weblog

レッスン終了後、お師匠さまと雑談

師匠「今年はショパンイヤーよね

私 「はい、そうですね…?」

師匠「せっかくだから、何か企画しましょうよ
   ショパンのエチュードを1人1曲担当ということで
   全曲演奏会(というか試弾会)なんて どう?

私 「・・・・・」

師匠「何故すぐ、参加します!って言わないのっ


いえ、どれを弾くかで取り合いになりそうだなと
            
一応、ショパンのエチュードは
Op.10、Op.25どちらも全部弾いていますけれど
再び取り組むという事になりますと

Op.10、Op.25、両方合わせて24曲中には
大変でも、もう一度弾きたいと思える曲
できればもう弾かないで済ませたいなと思う曲
…ありませんか?(私はあります)

とりあえず、ショパン・エチュードの試弾会が
年末に開催されることは決定してしまい
誰がどの曲を弾くかは
【くじ引きで】
という事になりました。

先日、教室でレッスンしている最中に
くじ引きの結果がメールで届きまして

私に当たったのは『OP.○の○』


…って、どんな曲だっけ?

『革命』『木枯らし』などインパクトの強い曲や
入試の課題曲だった曲の作品番号は覚えていますが
この辺りは作品番号と曲とがいまひとつ一致しない。

どれだっけー
どんな曲だったっけー
何が当たったのー


自宅に帰るまで、気が気ではありませんでした。

お弁当にオムライス。

2010年07月29日 | Weblog
朝からレッスンのある日が増えました。

短い休憩時間、素早くお昼ごはんを済ませるために
毎回お弁当持参です。

              
とはいえ、忙しい朝
悠長にいろいろおかずを作ってはいられない。
でも、冷凍食品は苦手。

というわけで、基本の組み合わせは
ごはん・温野菜サラダ・具沢山のオムレツ(というか卵とじ)
前の日の夜ごはんのおかずが運よく残っていれば
ここにもう一品加わる、といった感じです。

やっつけ仕事的なお弁当なので
たまには、ちょっと凝ってみましょうと
お休みの日に、玉葱・ひき肉・トマトを炒めて
30分煮込んだミートソースを作り置きし、
これでラタトュイユを作ろうと思ったのですが

やっぱり朝は時間がなくて、とうとう
えい、これでごはんも炒めて卵でとじてしまえ。

オムライスになってしまいました

とまあ、卵料理ばかりのお弁当ですが
卵料理をしていると、思い出すのが石井好子さんです。

今月17日に87歳で亡くなられてしまいましたが
シャンソン歌手であり、エッセイも書かれていた方で
フランス童謡「クラリネットをこわしちゃった」を
日本語に訳して広めてくださった方と言えば
身近に感じていただけるでしょうか。
(フランス語「クラリネットをこわしちゃった」→★



私にとって石井好子さんといえば
高校時代に読んだエッセイ
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
本場でシャンソンを勉強するためにパリへ行った時の
お料理をからめた体験話が満載で
料理に興味を持ち始めていた頃「うわーおいしそうー」
と楽しく読んだ記憶があります。

うん、こんな頃から食い気で生きてますね。

これからしばらくは、卵料理を作るたびに
「クラリネットをこわしちゃった」を歌いたくなりそうです。