


ある音を出発点の音(根音Root)として
一つ飛ばしに3つの音を弾くと、
出発点の音の名前を持つコード(和音)になりますね。
これまで、この方法で作るコードは
メージャーとマイナーの2種類、紹介しました。

では、ハ長調(C Major)の音階の材料だけで
和音を作っていくと、どうなるでしょうか。
ドから作る→ド ミ ソ、で C
レから作る→レ ファ ラ、で Dm
ミから 〃→ミ ソ シ、で Em
ファから 〃→ファ ラ ド、で F
ソから 〃→ソ シ レ、で G
ラから 〃→ラ ド ミ、で Am
シから 〃→シ レ ファ、で …
…あれ?
[ シ レ♯ ファ♯ ] だったら B
[ シ レ ファ♯ ] だったら Bmですが
[ シ レ ファ ]って、BでもBmでもありません。
実は これ、ディミニッシュ(Diminished chord)

と呼ばれる和音で、この場合の表記は「Bdim」。
Diminish、には減少する、という意味がありますが
その名のとおり、小さく縮こまった和音です。
例えば、ここに「C」(ド ミ ソ)の和音があります。
この、まん中の「ミ」を半音下げると
「Cm」(ド ミ♭ソ)ですね。
ここから さらに、一番上の「ソ」も半音下げると
[ド ミ♭ ソ♭]という和音ができあがります。
これが、「ディミニッシュ」と呼ばれる和音です。
「Cdim」のように ○dim と表記します。
補足:
これに 減7度(短7度より更に半音低い音)
の音が加わっても、同じく「○dim」と表記し
「減7の和音」といいます。