一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

一語一会(21)

2012年04月06日 | 一語一会

毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身 (「法華経」)


<現代語訳>


私(永遠の仏)はいつでも、このように心に思い続けているのです。

どのようにして人々を、このうえなき真実の道に入らせて、

すみやかに仏の命を実現させようか、と。


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山川草木、森羅万象。

この世界、この宇宙の、

あらゆるものは、あらゆることは、

永遠の仏、

仏の御命である。

この私もそうだ。


いつ、いかなるときもつながって一体。

つながってひとつ。

どうしたら私たちがその真実に目覚められるかを、

仏はいつも思慮しているのだ・・・

仏が仏を心配しているのだ・・・


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一語一会(20)

2012年04月05日 | 一語一会

「人生は最後の息を引き取るまで意味のあるものに形作ることができると言ってもいいでしょう。人間は、息をしているうちは、そもそもまだ意識があるうちは、人生が出す問いにそのつど答えていくという責任をになっているのです。それは人間存在とは意識存在、責任存在にほかならない、という人間存在の重要な根本事実を思い出せば、なんの不思議もないことですが」(フランクル「それでも人生にイエスと言う」)


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人間は、自分の人生に責任を負っている。

死ぬまで、人生が出す問いに答えていかなければならない。


そのときそのとき、どのような答えを出すか。

どのような人生を形作っていくか。

すべては私たち自身に委ねられているのだ。


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一語一会(19)

2012年04月04日 | 一語一会


努力は必ず報われると、私はこの人生をもって証明します!! (AKB48 高橋みなみ)


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この世の中、努力をしても報われないことはある。


しかし、夢に向かって努力していることがすでに、


その人の生き様を証明し、


その人自身を照らしているのである。


結果は先にあるのではなく、


実は、いまここの生き方に内在しているのかもしれない。


立ち止まるな、前に向かって歩き続けよう。


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一語一会(18)

2012年04月03日 | 一語一会

散るさくら 残るさくらも 散るさくら (良寛和尚)


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桜は散るからこそ美しい・・・


命は滅びるからこそ愛おしい・・・


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一語一会(17)

2012年04月02日 | 一語一会

表面を作るということは、内部を改良する一種の方法である。(夏目漱石)


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感情が先か、行動が先か。

感情が先で行動が後だと思うと、私たちの行動は感情の奴隷ということになってしまう。

悲しいから泣く。

嬉しいから笑う。

当たり前のことのようだが、それでは、そのときそのときの感情に行動がコントロールされていることになる。

だったら、むしろ感情が入り込む前に、行動から先に律すればいいのではないか。

表面を作れば、内部もそれに影響されてくるということだ。

「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」(ウィリアム・ジェームズ)

福が来るから、笑うのではなく、

笑うかどには、福来るのである。

まずは、笑顔を習慣にしよう。

それができないなら、せめて、しかめっ面、不機嫌な顔はやめよう。


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