一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

「忙しい」という言葉

2005年11月26日 | 思い・日常
近ごろ、いままで計画的に仕事をこなしてこなかったのがたたって、あっという間に仕事が溜まってしまった。

書類作成の締め切りにも追われている。幼稚園関係の行政に提出する書類は、財務、運営に関するものなど、山のようにあるのだ…。
タイミングが悪いことには、前から入れていた夜の会合などもバッティングする。

「忙しい」とは「心を亡くすこと」だと、友人が教えてくれた。
その通りだと思う。

「忙しい」と言ってしまうことで、こころに余裕はなくなってしまう。
追い詰められたときこそ、その人の真価が問われる。
忙しいと、つい焦燥感に駆られて、悲観的になりがちである。
いかに、平常心を保てるか。

我が身を省みれば、無為に過ごしている時間が多い・・・。
計画的に仕事に取り組む。
そして、まずは目の前の仕事に集中!
そうすることで先が見えてくる。

やること、仕事はいっぱいでも、環境に惑わされずに、活き活きと主体的に行動すること。
行動が変われば、心も変わってくる。
忙しいか、忙しくないかは、環境が決めることではなく、心が決めることだと思う。
どちらのあり方を選択するかは自分次第であるということだ。

「忙しい」という言葉は使わないようにしたい。