日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

不動産ファンドのパシフィック、中国10社から470億円調達

2008-12-27 | 中国不動産
先ほどの記事とは全く正反対の動きを示している記事です。

 パシフィックホールディングスって不動産ファンドとしては国内2位の企業なんですね。バブル崩壊後に急成長した不動産企業が、ゼファー、アーバン等軒並み倒産していますけど、不動産ファンドも1位のダヴィンチを含めどこも厳しいのでしょうね。

 スキームが複雑になっただけで、20年前のノンバンクの役割を、ファンドが果たしていたような気もします。

 それにしても中国国内の複数の不動産会社が日本のファンドを買うというのは、面白いというか正直驚きです。確かにまだ底が見えない中国の不動産を購入するよりは、経済面で急成長が望めないにせよ安定的な日本の不動産を買うほうが良いタイミングだとは思います。

 でも、今の中国の不動産事業の足元で、大手不動産会社もかなり資金繰りが厳しくなっているといわれているのですが、良くお金出しますね。最終決着までまだ2ヶ月かかるようなので、結論は見えていないですけど、すごいというべきか、それともバックがいるのか。。

 創生がアレンジしたそうですが、これだけの大手不動産企業を纏めて日本への投資の合意を取り付けたのでしたら凄いなぁと思います。でも、、、優先株式を普通株に転換したら中国企業の子会社になるんですが、一体誰が経営し、誰が運用するのでしょう???

 香港系の人を集めるのですかね?たぶん本土の不動産業界にはファイナンス的な素養を持っている人はまだ少ないと思うんですが。



>経営再建中の不動産ファンド大手、パシフィックホールディングスは26日、香港市場所に上場する緑城中国控股公司など中国の不動産会社10社から約 470億円を調達すると発表した。中国資本が国内不動産市場に本格参入する初の事例となる。新たなリスクマネーの担い手が登場することで、信用収縮が著しい不動産市場を刺激する可能性もある。

 金融危機以降、国内の不動産市場では内外のファンドなど資金の出し手が極端に少なくなり、不動産会社の経営破綻が相次いでいる。クレディ・スイス証券の大谷洋司氏は「今回の出資で流動性が広がれば、国内不動産市場が好循環につながる可能性がある」という。
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