嫁が団購(グルポン)でイタリア料理屋のチケットを購入したので行って見ようということになり、昨日の夜子供も連れて行ってきました。
虹口区という、旧日本疎開の有る当りの地域にあり、家からはかなり遠いので、地下鉄10号線にのり、海倫路で降りて歩いていったのですが、言ってみてびっくり。
ホテルの隣に、上海創意劇場という看板があったのでそこと思っていたのですが、隣の建物です。
入り口に綺麗なコンパニオンが2人立っていて、外人も何人かいましたのでおしゃれな場所であることは確かなのですが、建物の中に入ると暗い。でうろうろしているとフェラーリーのお店があり、F1マシンがおいてあり息子が駆け寄って乗り込んで怒られました。よく見るとそこって上海のフェラーリーオーナーズクラブだったんですね。
おばさん風の客が何人かいたんですけど、大金持ちなのかな?
建物は、以下のサイトに乗っていますが、中央が円筒形で、周りの四角い建物から細いコンクリの通路が何本か接続しています。もしかしたら刑務所を改造したのかな?って思ったんですね。大分前にこの辺来たときに監獄があった記憶があるので、それに結びついたんです。
したら、嫁がパンフレット持ってきて、ここは元場だったとのこと。。。。。
1933年(第二次上海事変の4年前)にイギリスが建設した建物で、ローマ式の建築様式だとか。1階から3階の中央の円筒形の建物が牛を殺す場所で、周りは食肉加工や保存をする倉庫だったみたいです。この時代で既に空調があったとか。材料は全てイギリスから輸入したというところが少し笑えますが、なんともなぁ。。
で、上海市の食肉の3分の2がここで作られた。場として何時まで使っていたの正確じゃないですが多分1997年まで。その後薬品会社の名前で2002年まで建物は使われていた(この薬品会社が牛殺していたかは知りません)。その後記念建築物としてほっぽていたけどリノベーションして2007年頃からイベント会場、おしゃれスポットとして営業を開始したみたいです。
妻に牛と呼ばれる私が(体がでかくておっとりしているからだそうです)、牛道といわれる場に向かって歩くちょっとでこぼこした登り道を歩き2階に行き、目的のイタ飯屋で食事をしてきました(旨かったです)。
http://1933.021ci.com/
建物の写真はここ。
http://1933.021ci.com/
子供は何も知らないので、人が暴走した牛を避ける為に作られた細い階段を上り下りしたり、中の探検とかいって食事中も歩き回って困ったのですけど、場所の背景聞くとちょっと食欲はあまりわきませんね。でも、中には他にジェードガーデンとか有名なレストランも入っていますし、ドカッティカフェという名前のコーヒーや、シガークラブ等もあり、上海のおしゃれスポットとして成功しているみたいです。
イベントも色々行われてハロウィンパーティとか、ジャッキーチェン親子の写真もおいてありました。隣の劇場ではちょっと怖い演劇をしているみたいですが、昼間なら中を見学できるみたいですね。
少し面白いと思ったのは、私は歴史背景聞いて抵抗感あるんですけど、上海人の妻は抵抗はあるけど、日本人が墓場で花見するよりはよっぽどましだそうです。人間の死体が埋まっている墓場は鬼(幽霊)が出ると本気で嫌がり、小さい子供は墓参りもしない風習で(おかげで妻の実家のお墓に行ったことはまだないんです)、一方動物を殺す場所というのには抵抗は無くはないけどよっぽどましだとか。
欧米人もそうなんですかね?少なくともいた飯屋、フェラーリ、ドカと名前が並んでいましたし。。外人は結構いました。
日本語でここ紹介している人はあまり多くないみたいですね。という事で書きました