b2cの問題２

ＥＣの本質にはもう一つ、顧客を以下に満足させるのか、というものがある。

１．アメリカでＥＣが発達した一つの理由として、リアル店舗の営業時間がサラリ－マンの仕事の時間と重なっている事がある。夜など仕事が終わった後で購入できるのもＥＣの発達した一つの理由である。アメリカのＥＣサイト上位10社の半分以上は、実は伝統的なリアル店舗のものである。

２．もしＢ２Ｃ上手く運営する事ができるなら総合的なコストは下がるはずです。百联Emallはそのひとつの代表で、彼らはSEO等は全くしていませんが、年間140億枚も発行するプリペイドカ－ドに記載するだけでもニ－ズを掘り起こす事ができます。

３．ＥＣで顧客を満足させる方法は
・サイトのみでその商品を販売する、もしくは何か優遇する。
・サイトの販売単価はリアルより安い（淘宝，当当，京東，Vancl）
・リアル店舗に行くよりも便利（田舎の人と）

さて、ＥＣに一体幾ら投資し、何を売るのが良いのか？

ECサイト構築に当たってのコストという点でも、李ソ－スがどれだけあるかによって変わってきます。長期安定的に供給される商品、広告、物流等様々なものをリソ－スということが出来ます（ブランドも）。広告投資も一時期やったらよいと言うものではなく、長期的に行わないと消費者は直ぐに逃げてしまいます。

　一般論として、ＥＣサイトの構築には、倉庫物流、宣伝費、サイト運営の３項目で300-500万元といったところです（5-7千万円）。もし年商１千万元（1.5億円）を目指すなら800万元（１億円）は投入する必要があるでしょう。もしあなたが凄い人なら、地方政府から土地を安く借りルことが出来てコストは落とせるでしょう。ハイア－ルは７年前にECサイトを作りましたが、累計で1億元（13億円）の投資をしましたが、未だに上手くいっているとはいえません。

　2008年以前は若いEC企業の時代でしたが、昨年からは伝統的な小売業のECへの参入元年となっています。ある人は、30ヶ月まではタオバオのクラウン店舗に製品を販売してもらっていた。24ヶ月までに貿易会社の清算機能を請負、18ヶ月までには自社が小さなブランドになった。今では大きなチャネルも持ちリアル店舗でも販売している。ブランドを以下に作るか？

　例えば蘇寧〔家電小売）の蘇寧易購と言うサイトは広告費を全く払っていないのに売上は数億元もある。それはブランドが確立しているからだ。

⇒独立ECサイトをノ－ブランドで構築した場合の投資額ですが、年商1.5億円達成の為に1億円は必要。たしかにそうかもしれませんね。僕らはタオバオの中でやっていたので、基本私達の人件費＋事務所代＋僅かな広告費で出来ましたけど、販売している商品は一定のブランド品が主力になっています。

　課題は多いな。　

エイボン化粧品中国の幹部が首？

　エイボンの４人の幹部が贈賄容疑で役職を解かれたようです。

　対象は中国法人の社長とCFO、政府関係担当者、そして本社の１名でその方は内部監査部門の長だったとの事。まだ社内で調査中のようですけど。
http://www.chinadaily.com.cn/bizchina/2010-04/13/content_9723434.htm

　アメリカ企業は厳しいですからね。でも、中国で商売やってて綺麗ごとは言ってられないので、どう問題が発展するのか興味あります。贈賄の程度も知りたいところですが、B2Cの商売でもやっぱりなぁ、という感じですね。B2Bや政府が絡む商売は想像を絶する世界だと思いますけど。