日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

<上海万博>20万人リハーサル大混乱!制止振り切る入場者が続出

2010-04-23 | 中国経済関連
2010年4月21日、開幕を10日後に控えた上海万博の会場で20日、20万人を招待してのリハーサルが行われた。

日本のメディアが現地から伝えた映像によると、リハーサルは会場への入場ゲートにおける長蛇の列から大混乱し、「危険だ」「助けて」という叫び声が交錯する騒ぎの末に、一部ではセキュリティチェック用のゲートを係員の制止を振り切って入場する者が続出、上海博へのツアー参加を考えていた日本のテレビ視聴者に衝撃を与えた。

 また、予約券を配布している人気の中国館にはやはり入館希望者が殺到し、怒号が飛び交う混乱ぶりで、たまりかねた係員が「予約券は無効だ」と叫ぶ様子も伝えられた。開幕を直前に控えた会場ではまだ建物の内外装ともに完成していないスケルトン状態の施設もあり、そこここに建設資材が積み重ねられている。早々に完工したはずの日本館「かいこじま」もまだ内部の準備中のため23日からリハーサルに加わるという。

 リハーサル時の20万人は開催時の1日当たり予想入場者40 万人の半分に過ぎないという。
http://news.livedoor.com/article/detail/4730258/

 だそうです。20日が初日だったそうで、私たちは2日目に言った事になります。そして私たちが行った日はやはり5万人だったそうです。お役人関係という事もあり、中国館のキャパに合わせたのかもしれません。

 という事で、この記事のような悲惨な状況は幸い目にしませんでした。

 昨夜上海人たちと会食をしていたのですがその時聞いたのは、

・平均50万人くらい来る見込み。
・70万人になった時に入場制限をする。
・事故が起きないか心配
・日本人と違って会場内で働く人がそんなに熱心な訳が無く、美味く管理できるわけがない。

 といった結構ネガティブな物でした。

 今週一杯テストランだそうですが、一日50万人の日もあるそうです。

 さてさて、たった5万人でもかなりだるさを感じたのでどうなるか。食事持ち込み禁止ですが、この人数でもレストランのキャパは結構埋まっていました(高いとこは開いていましたけど)。この10倍も来たら会場内での食事ですら大変苦労すると思います。
 
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中国のオンラインマーケティング

2010-04-23 | 中国EC事情・淘宝
 有る企業が、ハローハリウッドという娯楽プログラムを中国のネット使ってプロモーションした経験が記載された記事を見ました。

 中国のサイトは、まだ洗練されたオンラインマーケティングの場とはなっていないので、色々と試行錯誤をしながら進めた。

・レンレンと開心のようなSNSサイトでの口コミ広告
 テレビで放送された番組は、そうでないものに対してオンライン上でも優位に作用するが、その効果はアメリカに比べると少なく、一時的なものに留まる。。一方、SNSで毎日新しい情報を発信し続けると、その効果は継続的に増加していく。数日するとSNS上の友人はかなり増加するけど、それが番組の視聴者の増加に直接結びつく物ではなかった。また、彼らを友人に加えるのをやめたとたん、友人の増加率は急減し、アクセスも減った。また、既存の友人向けに新しいコンテンツの配信をしたけれど、効果は非常に低かった。

 口コミサイトでの友人の数の多さは、それがサイトのファンを示す物ではないという一つの証明になった。

・ハリウッドというオンラインフォーラム
 SNSの有効性に疑問を持ち、「ハリウッド」というフォーラムを使ってみた処、反応は良かった。サイトアクセスのリピーターが84%も増加し、SNSからの番組アクセスが56%も増加した。

 結論から言えばオンライン上のフォーラムの有効性は証明された。一方で,さイトアクセス数や、ユーザーとの相互コミュニケーション性は決して視聴率に繋がらない事も解った。所詮は基本的なブランディングの一つと考えるべきだ。サイトへのユーザーコメントの記載や、オンラインの投票等も促進しようとしたが効果が無かった。

 まぁ色々試したが、ばいらるマーケティングって言うのは本来は草の根的に発生する物だが、中国ではそうでもない。オピニオンリーダーと組む事が非常に重要な要素となる。そしてこれが時間とコストを低くしてくれる。

 最新のコンテンツを毎日配信したり、会員が質問をBBSに上げるように努力をしたのだけどその効果は非常に少なかった。一方ではこういうコミュニティの管理者が非常に力を持っており、彼らと関係を持つと効果が出るようになる。

 要は自分でSNS上でプロモしようとしても美味くはいかなかった。既存の関連性のあるサイトを使うと美味く行った。でもその関連性のあるサイト運営者と何らかの関係を結ぶ必要があった。

 ということですね。まぁその関係性作りも広告費と見ないといけないんでしょうね。何をやるにもお金がかかる。でも広告費と割り切ると、全体経費的に見れば逆に下がる。駐在員を沢山派遣している企業は、その辺を見直しても良いのかもしれませんね。
コメント (2)
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