1月3日に東莞の閉幕した国際アニメ・漫画著作権交易会で、最も観衆の目を引付けたのが、コスプレだったそうです。なんでも、この第一回国際アニメ・漫画の著作権交易会は、国家広電総局と広東省人民政府から共同開催したもので中国国内及び海外の450社が出店して、商品の展示を行ったものだそうです。
会期中に120のアニメ・漫画の著作権取引があり、金額としては82億元(100億円以上)にもなったそうです。大半は5つのアニメ産業園(アニメ産業を育成しようとして作られた開発区)が取引したとの事。
アニメ・漫画産業の代表として、コスプレはますます不可欠になるでしょうとの事。会場の展示台では、日本のゲ-ム「大蛇無双」に出てくる三国志や戦国時代の主人公の服を着た人が登場、封神(小説)にでてくる姜太公屋、三国志の関羽、張飛、神話上の人物もいた。赤壁で有名になった大橋のかっこをしたり、若い女の子がミニスカ姿で顔を赤く塗り揺ら揺らと登場したりした。
観客は舞台に出てくるコスプレプレイヤ-達の写真やビデオを取るのに忙しかった。最高に盛り上がったのは、日本のゲ-ム「恋姫無双―少女三国志」の登場人物が出てきたときで、元々は多少お色気を出すキャラクタ―だそうですが、中国では可愛差を強調して登場したようです。
なんでも、日本のコスプレよりもレベルは高いと、コスプレ大会の企画者は語ったそうですね。元々中国には日本のコスプレは香港経由で入ってきたそうですが、上海、広州、杭州、北京などではコスプレコンテストが行われており、それが発達した理由だそうです。唯、中国の北方と南方ではコスプレの楽しみ方も異なり、北はスト-リ-重視、南は服や道具を重視するようです。コスプレ大会というのも、どうもコスプレをして寸劇をするもののようです。
何でも2008年に行われたコスプレ全国大会では、金賞が1万元、最も高い賞金が3万元なのですが、なんとオリジナルアニメ漫画賞だそうで、中国独自のアニメを作って生きたいという姿勢の表れのようです。
中国のコスプレイヤ―たちも、服のデザインをする人には専業の人もいるけど、一般に日本同様サラリ-マンや学生だそうです。
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