日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

知らないうちにJetroにも紹介されていました。

2010-04-22 | 中国経済関連
 JETRO様が中国のネットに関して2つレポートを作成されています。興味深くて読んでみましたが、把握している事もあればしていない事もありました。

 中国EC市場に関しては中々容易でない事と、その背景も詳しく書かれていますので、ご興味のある方は一読をお勧めいたします。

中国市場開拓のためのWebプロモーション・CGM調査(2010年3月)
http://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/reports/07000233
中国ネット販売ハンドブック
http://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/reports/07000234
http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000233

 驚いたのが、知らない内に私たちのサイトが紹介されていた事です。

 最近色々とメディアにも取り上げていただき、有名人になっていますね。。うーん、お金にはなっていないのですが。。。

 全部お店とサイトに掲載したいなぁ。信用の問題が相当にクリアされるでしょうから。

 
コメント (4)
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上海万博中国館を見れるのは8人に一人

2010-04-22 | 中国ビジネス関連
 昨日上海万博会場を訪問して愚痴ってしまいましたが、香港でも中国館に関しての報道が。。

 中国館に人が並ぶのは別に驚く事じゃない。訪問者の8人に一人が見れるだけだろうと、万博の設計者が答えたそうです。なんでも万博は一日40万人の訪問者を予想しているが、中国館は一日に5万人の訪問しか受け入れられない。しかも多い日では会場の訪問者は一日60万人になる事もある。

 昨日の実験的開幕の結果を踏まえての発言で、大半の訪問者が1-2時間外で待たされ、かなりの人が見るのを諦めたそうです。

 中国館は予約が必要な唯一の展示場なのですが、それでも列に対して文句が出た。他にも食事の場所やトイレについて不満の声が見られたと記されています。あらあら、昨日は5万人と聞きましたが、なんと20万人も来ていたようです。そして、実際に40万人も来た時にちゃんと管理できるのか疑問の声がかなり出たようです。

 そして、会場のハードというよりソフトに問題があるという発言が合ったようで、チケットは訪問者が何日に使えるかも明確ではない為、入場者の予測もできない。ネットで事前予約にするなどが必要だろう。

 中国館の高さが69mもあり、付近の建物の3倍もあるという事、広さもフロアスペースが16万m2もあり周りを圧倒する広さである事も指摘されています。
http://www.scmp.com/portal/site/SCMP/menuitem.2af62ecb329d3d7733492d9253a0a0a0/?vgnextoid=76d13adda9028210VgnVCM100000360a0a0aRCRD&ss=China&s=News

 まぁ誰でも同じ意見を持つという事ですね。

 しかし、20万人も来ていたんだ。上海だけじゃなく華東三省のお役人とその家族。もしかしたら国営企業の人たちを集めたんですか。それにしても、まぁ本当の初日に見れて、かつ中国館も見てきた事はラッキーだったのかもしれません。

 中国館では、面白かったのはやたらでかい清明上河図でした。
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上海万博事前訪問報告

2010-04-22 | 上海ライフ・子育て
 上海万博は正式には5月1日なのですが、今日家族で見てきました。義父が上海市のお役人が万博会場に行くから一緒に意向ということで、領導検査専場票というチケットをもらったのですが、実は正式に開場する前に役人とその家族を集めて先に会場を見させ、予行演習的にしていたのが実態のようです。僕ら事態はお役所のツアーなのですが、他の団体もいたようです(地方のお役人かもしれませんけど)。

 9時に上海市政府前に集合という事で早起きして行ったのですが、ついたら10分遅れ。でもまだわさわさ人がいます。バスに乗って出発を待ってでたのが9時40分。会場についたのは10時20分。まぁこんなもんですかね。

 会場ではパスポートチェックは無く、ライターを取られただけでした(ちなみに食事、水、ライターなどは持ち込み禁止)。子供は120cm以下は無料です。

 幾つか回ったのですが、まぁとにかく会場が広い。待ち時間が無くても全部見ようとすると3-4日必要じゃないかと思います。僕らも結局アジア地域をさらっと回っただけで疲れきりました。

 会場に入った時は全部入れるという話でしたが、実際には中国系以外はまだしまっている所が多く、オーストラリア、ニュージーランド、サウジアラビアはやっていて、後者2つは見てきました。オーストラリアは人が多いという事で避けました。日本と韓国はまだ閉館。インドネシアは重機をおいている状態。ネパールも内装工事にようやく入ったのじゃないかという状態。まだあちこちにゴミとか散乱していましたし、今日しまっていた所が後10日で完成するのかかなり疑問です。

 食事は中国館の脇のKFCに行ったのですが、まず高い。町の1.5倍です。そして、だたっぴろい建物にあるのですけど、万博スタッフに聞いてもどこにあるのか彼らがわかっていない(まぁ中国ですので当然というべきか、万博と考えるとトレーニング不足というべきか)。

 だいたい展示している会場も、どの国のものがどこにあるかなんて、スタッフは理解できていません。

 中国館は会場で一段高くなったところに突き抜けて作られており、その脇に小さな香港とアモイが並んでいる。路を挟んで台湾。まるで世界を睥睨する中国という政治的意図が見え見えの様な形です。日本とアメリカはその中国館からはかなり離れています。日本館はピンクのへんな形の建物でしたが、中は見れませんでした。

 すごくなりそうなのが待ち時間で、今日は5万人だったそうですが、アモイでは90分待ち。サウジアラビアも1時間近く待ち。中国館は会場入り口から入った所で予約をするにも関わらず、下で40分待ち、上に上がって10分ほどの映画を見るのにまた30分待ち。中国館の下にはかなりの順番の列があるのですが、今日はこれでも僅か一部の列しか使っていませんでしたので、本番になったら3-4時間どころか1日待つんじゃないだろうか?

 人が多いのもあるかもしれませんが、とにかく段取りが悪い様に感じました。

 喫煙場所も無い(どこかにあると聞いたのですが)。喫煙者の多い中国ですから、そうなると結局道端やトイレでタバコを吸い、小便器に吸殻が山になっている所もありました。

 上海人。そして、まぁ役人関係なら当地で行くと上位5-10%に入る社会階層の人たちでも、やはり一部で列はちゃんと並ばない、タバコ、まぁ素行、やはり細かい粗は目に付きます(上海の町の水準から比べるとかなりましかと思いましたが)。列の順番待ちはかなりの人が相当不満の声を上げていましたが、これで一日30万人という6倍の人数。しかも地方からのおのぼりさんたちが加わると思うとぞっとします。

 正直、雨の日とか夜以外に期間中行く事は無いと思います。

 先日こちらで日本館に関わっている方から、夏まで待った方が良いんじゃないかと聞きましたが(工事が終わらない出展者は他にも結構いるようです)、会場のソフト面がかなり酷いので、皆さんもしばらくは様子見した方が良いと思います。

 疲れた。。酷かった。。

 大阪万博の時もこんな物だったのですかね。。
 
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ネットが変えつつある「好立地」の条件

2010-04-22 | 中国EC事情・淘宝
 日本にも「食べログ」という飲食店の口コミサイトがあるんですね。味やサービスを5段階で評価していて、その加重平均値が5点満点で表示され、3.8点以上を獲得している店はまぁ良いと言う定評になっているそうです。このサイトの影響として、

1.飲食店の淘汰が急速に進行する可能性がある。サイトの評価で高評価のところに客が集まり、低い所はその逆になる。まぁ、勝ち負けの結果が速く出てしまう。

2.もう一つは不動産や店舗立地の評価の優位性が無くなる。従来は飲食店は立地が全てであったが、目的貝の顧客をネットで集めればその必要性が無くなる。=悪い立地のハンディが無くなりコスト(家賃)が安くなる。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20100312/213335/?P=1

 この辺見ると日本の商売は緩いなぁと思います。

 上海にもだいぶ前から飲食店の評価(飲食店に関わらず、買い物や公園等もあります)のサイトがあり、妻たちはこのサイトを見て日本料理ならここ、とあらかじめ調べてから行くのが当たり前の行動になっています。中国人ですから評価は結構厳しい?ものもあり、当然サイト上の評価により優勝劣敗は明らかになります。上位店に行けば日本料理に関しては日本人向け本格料理ではないのですが、何時も込んでいますし、中国料理でも同じです。

 でも、日本ではこういうシステムははやらないのかと思っていましたが、だんだん同じになっているんですね。日本人は下手したら誹謗中傷に取られかねない発言はしないと思うので、悪い店の悪評かはそんなに露骨にならないかもしれないですが。ちなみに評価は味や雰囲気、値段、サービスですよね。確かに人気点は、はずれは無いです。

 一方高級料理系は、価格も高いためにこういうサイトで上位表示は余りされないですね。お金持ちたちのリアルの口コミで知れるようです。

 2は、まぁ私たちがやっていることと同じですね。日本のECサイトにはEC専業の会社も多いのだと最近認識していますが、中国の場合はECのみよりは、リアル店舗との併用が優位になります。そしてそのリアル店舗は必ずしも好立地である必要性はない。もちろん集客がネットだけで良いかどうかは別ですけど。

 まぁ上海でもまだ試行錯誤をしながら色々変化が生じている世界ですが、そうか、今頃記事になるんだと思いました。
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