日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

不幸な日中国際カップル

2010-04-27 | 中国の社会・文化・歴史等
レコードチャイナにこんな記事が。今日結婚5周年(法律上の)を迎えるわが身としてはどうかな?

<在日中国人のブログ>不幸な日中国際カップルの「修羅場」とは?
 日本新華僑報の蒋豊編集長は「日中国際結婚の修羅場」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。

 厚生労働省の統計によると、日本と中国の国際結婚カップルは1996年の4000組から2000年には1万組を超え、2007年には1万2942組に達した。そのうち中国人女性と日本人男性の組み合わせが9割を占め、毎年7000人を超えるミックスベビーが生まれている。彼らの存在は少子化の日本に少なからず貢献しているようだ。

 だが、中には不幸な結婚生活を送っている日中カップルもいる。例えば初めからビザやお金が目的の結婚もあれば、文化や性格の違いからすれ違ってしまったカップルもいるだろう。性の不一致をあげる中国人女性もいる。「夫が性生活でいろいろ求めてくるので耐えられない」と訴える新妻もいた。

 では、日中国際結婚カップルに愛はあるのか?答えはもちろん「ある」はずだ。だが、そのすべてが「純愛」とは言い難い。日本人と「結婚」した中国人が配偶者ビザを申請すると、入国管理局の職員がその愛が「本物かどうか」を探りに家庭訪問を行うこともあるが、実はそこで偽装結婚がばれてしまう場合もある。

 家中を完璧にアリバイ工作しても、その家の飼い犬が「妻」に吠えたことで発覚したケースもあった。問い詰められた「妻」が大泣きする横で、犬がさらに大きな声で吠えたてる。その光景はまさに修羅場そのものだ。だが、こうした入管職員による家庭訪問は偽装結婚の防止であるとはいえ、差別的な要素も含まれている気がしてならない。

 また、嫁不足が深刻な農村から北京や上海などの大都市に「花嫁」を探しにやって来る日本人男性も多いが、様々な理由から彼らの花嫁になることを承諾する女性もいる。だが、晴れてカップルとなり、いざ来日してみると妻が田舎暮らしに耐えられず、逃げ出してしまうケースもある。国際結婚とは、本当に難しいものだ。http://news.livedoor.com/article/detail/4699182/

 日本に来ている中国人女性で、特に田舎から来ている人、そこそこの大学に留学している人を除くと、未だに日本のビザ取得目的の人もいるのかも知れませんね。お水系はそうでしょうね。

 お水系といえば日本もそうでしょうが、やはり上海でもお金目的のケースが多いかもしれません。また、日本企業に勤めている中国人は結構横で繋がっていますので、こういう話も知らぬ間に流され、知らぬは本人ばかりということもおきます。

 さて、我が家はどうなのか?

 うーん。大都市の平均以上だと今は結構資産あったりします。まぁ不動産価格が異常に上がったバブル効果といってしまえばそれまでなんですが、マンション持っていれば数千万円は持っている事になっちゃうです(不動産持たない日本のサラリーマンより見かけは裕福)。そういう意味で、大都市出身の大卒の女性はお金目当てという面ではちょっと安心かなとも思います。

 さて,性の不一致か。。幸いこちらは自分がお年を召してからなので逆に相手に不満を持たせているようですが。。それが逆にリスクかな。。

 文化の違いはあります。小遣いは本代は問題無し、日本人とのお付き合いは頻度が多いと嫌がります、若い頃みたいにしょっちゅう会社内外のお付き合いで夜飲み歩いていたらかなり問題が起きると思います。でも日本の社会ではそういう活動をしないと仕事の面で余計な苦労を逆にしますよね。付き合い悪い奴って思われたら、実に疲れる思いをします。その辺は多分理解できないかしようともしません。

 ひとつ気になるのは、何か起きたら日本に逃げられるという発言を聞いたこと。思わずおいおいと思いました。外国人との結婚に関してそういう発想が出ること事態が中国だなと思わされました。

後は上海は特にそうですが、ホワイトカラーになると一般に上海に戻りたがります。上海なら結婚してもキャリアを詰める。日本じゃ子供がいたら独りで苦労するが、ここでは祖父母や親戚が色々な支援をしてくれる。女性にとっては(多分日本人でも)、上海の方が日本より遥かに働きやすいです。

 一方空気は悪い。食い物は安全じゃない。子供が遊ぶ場所も少ないし詰め込み教育。駐在員以外は基本的に日本人の給与も奇妙に安い(欧米系企業の白人現地採用は、本国レベルの給与を得られる事例が多いのですが、日系では中国人水準。場合によっては能力を考慮すると中国人以下)。仕事面では相変わらずの低開発国レベルなので、日本より数段疲れる。一方で中国独自の商習慣を除き、スキルアップができる機会は極めて少ない。本来の意味での経営者層と知り合う機会もほぼ無い。

 中国人を妻にする場合、妻に引っ張られてそういうところにすむ事を覚悟しないといけない。一方、中国ビジネスで得るノウハウは、癖がありすぎて先進国じゃ糞の役にも立たない事が多い。そういう意味で日本人配偶者より障害は多くなるとは思います。

 唯、中国人でも日本人でも配偶者に関しては、根本的にはその人格の問題だと思います。個人的には、今の奥さんは、日本でも好きなタイプに属するので(外見は置いといて)、日中国際結婚ということで、特にそれを進めることも強調することも無く、基本は人間対人間という関係性で捉えれば良く、中国人が配偶者である事の違いは、

・よくも悪くも配偶者家族との関係性が強まる。中国でビジネスをするならそれは有利な点にもなり、相手の家族背景によっては唯の重荷になる。

・嫌でも中国に住むことを考えざるを得ない(相手が女性の場合)。それば人によっては相当の苦痛になる(なんといってもまだ低開発国なんです)。時々私も苦痛です。。。

 それ以外は基本同じだと思います。まぁ言葉によるコミュニケションとか、経済的背景とか、習慣とかは相手次第で、之は日本でも同じですよね。家庭環境が余りに違えば家族は必ず反対するはずです。そして、それって相手が日本人でもやはり、どこかで問題が発生すると思います。

 まぁ、私の結論は、今中国人女性と結婚するなら、やはり大都市の大卒ホワイトカラーを推薦します。その中で馬が会う人。経済的環境が大差ない関係というのは、お金のおねだりが全くない(逆に色々世話になっています)ので、その面を全く考えなくて良いのはいろいろな面でやはり安心かなと思います。

 一般的には中国人は打算的で、上海人たちの旦那に求める条件が三高+自宅ですから、純愛っていっても日本人がドラマで見るほど純愛じゃないかなと。でも之も日本人も同じじゃないかと、バブル時代に青春を過ごした私には思えます。

 根っこは世界中どこの女性も同じ。教養という面では日本人より中国人の大卒の子の方が一般に高いように思います。

 といってもまだ5年。これから何が起きるやら。疲れることは疲れます多分。日本人との付き合いの中ではやはり不利な面が多いし、私の負担も増えますので。さてさて、何かプレゼント買わなきゃ(日本じゃ結婚5年もしたら記念日なんて無いんじゃないですか?その辺がっちりしています)。。

 といいながら、別件の飲み会入れちゃったんですよね。一日間違っていたんです。。
 
 木婚式っていうそうですね。木刀でも送るかな。。あ、墓穴掘るか。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする